パンジー立体刺繍と平面刺繍【無料図案】
ぽてっとした丸いフォルムがかわいらしいパンジー。
街中の花壇などでも最近よく見かけるようになりました。
今回は根っこつきのパンジーを立体刺繍と平面刺繍で表現しました。
立体刺繍の型紙と平面刺繍の図案は記事の最後に無料公開していますので、ダウンロードしてお使いください。
型紙や図案の再配布は禁止していますが、ご自身で作っていただいた作品は販売していただいても大丈夫です。
それでは、立体刺繍と平面刺繍をおたのしみください。
パンジーの立体刺繍
それでは最初にパンジーの立体刺繍制作工程です。
材料
◼️刺繍糸◼️
cosmo 25番刺繍糸
大きな花びら用
色番号 2172 1本
小さな花びら用
色番号 297 1本
2297 1本
477 1本
花芯用
色番号 2301 1本
葉っぱ・ガク・茎用
色番号 2118 1本
根っこ用
色番号 683 1本
◼️ワイヤー◼️
花びら用
28番はだか線ワイヤー
36センチ5本
・市販のはだか線ワイヤーの長さが36センチのものが多いです。
・はだか線ワイヤーがない場合は紙巻ワイヤーでも大丈夫です。
葉っぱ・ガク用
28番はだか線ワイヤー
13センチ4本
・市販のはだか線ワイヤーの長さが36センチのものが多いです。大体半分くらいの長さでOK。
・はだか線ワイヤーがない場合は紙巻ワイヤーでも大丈夫です。
花芯用
28番はだか線ワイヤー
4センチ1本
・はだか線ワイヤーがない場合は紙巻ワイヤーでも大丈夫です。
◼️布◼️
大きな花びら用
薄紫色の綿ブロード 20センチ×20センチ 1枚
小さな花びら用
黄色の綿ブロード 20センチ×20センチ 1枚
葉っぱ・ガク用
緑色の綿ブロード 20センチ×20センチ 1枚
・ブロードがない場合は薄手の平織り綿素材の布を使ってください。
道具
・刺繍枠(12センチ)
・刺繍糸
・刺繍針(フランス刺繍針5番)
・平ペンチ
・ニッパー
・チャコペーパー
・ボールペン
・木工用ボンド
・小皿
・筆
・ハサミ
立体刺繍作り方
①型紙を写す
チャコペーパーなどを使って型紙を布に写してください。
型紙を写した布を刺繍枠にはめ込みます。
12㎝刺繡枠を使っています。
②ワイヤーを縫いつける
写した型紙に沿ってワイヤーを縫いつけます。
刺繍糸は1本どりです。
ワイヤーを縫いつける間隔は0.3センチ〜0.5センチくらいです。
③刺繍する
◼️大きな花びら◼️
サテンステッチで刺繍していきます。
刺繍糸は2本どりです。
ワイヤーをくるむように刺繍してください。
大きな花びらの刺繍糸の色番号は2172番です。
2段目の刺繍糸の色番号は2172番です。
2段目のサテンステッチは1段目に少し重なるように刺繍してください。
3段目の刺繍糸の色番号は2172番です。
3段目のサテンステッチは2段目に少し重なるように刺繍してください。
2つの大きな花びらパーツを同じように刺繍してください。
◼️小さな花びら◼️
サテンステッチで刺繍していきます。
刺繍糸は2本どりです。
ワイヤーをくるむように刺繍してください。
1段目刺繍糸の色番号は297番です。
2段目の刺繍糸の色番号は297番です。
2段目のサテンステッチは1段目に少し重なるように刺繍してください。
3段目の刺繍糸の色番号は2297番です。
3段目のサテンステッチは2段目に少し重なるように刺繍してください。
重なるところは少しジグザグになるように針を刺してください。
4段目の刺繍糸の色番号は477番です。
4段目のサテンステッチは3段目に少し重なるように刺繍してください。
重なるところは少しジグザグになるように針を刺してください。
3つの小さな花びらパーツを同じように刺繍してください。
◼️葉っぱ◼️
サテンステッチで刺繍していきます。
刺繍糸は2本どりです。
ワイヤーをくるむように刺繍してください。
葉っぱの刺繍糸の色番号は2118番です。
2段目の刺繍糸の色番号は2118番です。
2段目と3段目は左右に分けて刺繍します。
まず、左側半分だけ刺繍します。
左側2段目のサテンステッチは1段目に少し重なるように刺繍してください。
3段目の刺繍糸の色番号は2118番です。
まず、左側半分だけ刺繍します。
左側3段目のサテンステッチは2段目に少し重なるように刺繍してください。
右側2段目の刺繍をします。
刺繍糸の色番号は2118番です。
右側2段目のサテンステッチは1段目と左側2段目に少し重なるように刺繍してください。
右側3段目の刺繍をします。
刺繍糸の色番号は2118番です。
右側3段目のサテンステッチは2段目と左側3段目に少し重なるように刺繍してください。
3つの葉っぱパーツを同じように刺繍してください。
◼️ガク◼️
サテンステッチで刺繍していきます。
刺繍糸は2本どりです。
ガクは星形をしています。
星形の中央からワイヤーをくるむように右側半分だけ刺繍してください。
ガクの刺繍糸の色番号は2118番です。
2段目は星形の先からワイヤーをくるむように左側半分だけ刺繍してください。
2段目刺繍糸の色番号は2118番です。
これで星形の1つの角が刺繍できました。
残りの角も同じように刺繍していきます。
残りの角を同じように刺繍してください。
④ほつれ止め加工
木工用ボンドを水で溶いたものを、大きな花びら、小さな花びら、葉っぱ、ガクすべての刺繍の裏側に塗ります。
木工用ボンド1に対して水2の割合で溶いてください。
刺繍外側の布と刺繍全体に塗ります。
この後、刺繍の中までしっかり乾くように1日乾かしてください。
刺繍の中が乾く前に次の工程に進んでしまうと、刺繍がほつれる原因となります。
しっかり乾かしましょう。
⑤刺繍パーツに加工
ほつれ止め加工のボンドがしっかり乾いたら、刺繍パーツをハサミで切り取ります。
できるだけ刺繍ギリギリを切りたいのですが、刺繍糸を切ってしまわないように気をつけてください。
ブランケットステッチとワイヤー巻きつけ
切り取った刺繍パーツのまわりをブランケットステッチでかがっていきます。
刺繍糸は2本どりです。
ステッチ幅は0.3センチくらい。
◼️大きな花びら刺繍パーツ◼️
大きな花びら刺繍パーツのブランケットステッチ刺繍糸の色番号は2172番です。
ブランケットステッチした後は刺繍糸を切らないでください。
ブランケットステッチした刺繍糸をワイヤーにボンドをつけながら巻きつけていきます。
糸を巻きつける長さは大体0.5センチくらい。
これで大きな花びら刺繍パーツの完成です。
◼️小さな花びらの刺繍パーツ◼️
小さな花びら刺繍パーツのブランケットステッチ刺繍糸の色番号は297番です。
ブランケットステッチした後は刺繍糸を切らないでください。
ブランケットステッチした刺繍糸をワイヤーにボンドをつけながら巻きつけていきます。
糸を巻きつける長さは大体0.5センチくらい。
これで小さな花びら刺繍パーツの完成です。
◼️葉っぱの刺繍パーツ◼️
葉っぱ刺繍パーツのブランケットステッチ刺繍糸の色番号は2118番です。
ブランケットステッチした後は刺繍糸を切らないでください。
ブランケットステッチした刺繍糸をワイヤーにボンドをつけながら巻きつけていきます。
糸を巻きつける長さは大体0.5センチくらい。
これで葉っぱ刺繍パーツの完成です。
◼️ガクの刺繍パーツ◼️
ガク刺繍パーツのブランケットステッチ刺繍糸の色番号は2118番です。
ガクの周りをぐるっとブランケットステッチしましょう。
これでガク刺繍パーツの完成です。
◼️花芯パーツ◼️
パンジーの花芯パーツを作ります。
花芯用の4センチのワイヤーに刺繍糸を巻きつけて作っていきます。
ワイヤーにボンドをつけて1センチ刺繍糸を巻きつけます。
刺繍糸は2本どりで糸の色番号は2301番です。
刺繍糸を巻きつけたワイヤー部分を半分に折り曲げます。
大体0.5センチくらい。
ワイヤーを折り曲げた部分に、さらに刺繍糸を巻きつけます。
ワイヤーの折り目が見えないくらい巻きつければ大丈夫です。
これで花芯パーツの完成です。
⑥組み立て
◼️花の組み立て◼️
まず大きな花びら刺繍パーツを2枚組み立ます。
大きな花びら刺繍パーツの根本にボンドをつけて刺繍糸を巻きつけていきます。
巻きつける刺繍糸の色番号は2172番です。
刺繍糸は2本どりでまきつけます。
花びら3枚目は小さな花びら刺繍パーツです。
小さな花びら刺繍パーツの根元にボンドをつけて刺繍糸を巻きつけていきます。
次に花芯を組み立ます。
花芯パーツの根元にボンドをつけて刺繍糸を巻きつけていきます。
花びら4枚目は小さな花びら刺繍パーツです。
小さな花びら刺繍パーツの根元にボンドをつけて刺繍糸を巻きつけていきます。
花びら5枚目は小さな花びら刺繍パーツです。
小さな花びら刺繍パーツの根元にボンドをつけて刺繍糸を巻きつけていきます。
画像のように小さな花びら刺繍パーツを上向きにしてつけると巻きつけやすいです。
5枚目の花びらを下に折り曲げて形を整えます。
これで5枚の花びら刺繍パーツと花芯パーツの組み立て完成。
◼️ガクの組み立て◼️
ガク刺繍パーツの真ん中に目打ちを刺して穴をあけます。
ガク刺繍パーツの真ん中にしっかり大きめの穴をあけてください。
組み立てた花のパーツにガクをつけていきます。
まず、花のパーツのワイヤーをマスキングテープなどでまとめておきます。
まとめたテープの先は細くなるようにしてください。
テープでまとめた花のワイヤーをガクの穴に通します。
ガク刺繍パーツは表側が下向きです。
そのまま、花の方まで通してください。
ガク刺繍パーツの真ん中部分にたっぷり目にボンドをつけます。
ガク刺繍パーツを花びらの方に押し上げて、ガク刺繍パーツを花びらに貼りつけます。
これでガクがついて花の完成。
◼️花と葉っぱの組み立て◼️
花とガクを組み立てたら、ガクの下からワイヤーにボンドをつけながら刺繍糸を巻きつけて茎(くき)を作っていきます。
茎は4センチくらい刺繍糸を巻きつけます。
1枚目の葉っぱ刺繍パーツのワイヤーにボンドをつけて、茎に貼りつけながら刺繍糸を巻きつけます。
2枚目の葉っぱ刺繍パーツも同じように組み立ます。
3枚目の葉っぱ刺繍パーツも同じように組み立ます。
葉っぱ刺繍パーツの下を0.5センチくらいそのまま刺繍糸を巻きつけます。
この刺繍糸は切らないでください。
◼️根っこ◼️
ワイヤーを7センチに切りそろえます。
外側の8本のワイヤーを4センチに切ります。
全部のワイヤーにそれぞれボンドをつけながら刺繍糸を巻きつけていきます。
刺繍糸は2本どりで刺繍糸の色番号は683番です。
葉っぱの根元に切らないでおいた刺繍糸を0.5センチくらい巻きつけます。
目打ちなどの丸い棒状のものに根っこを巻きつけて形を作っていきます。
根っこをそれぞれ巻きつけて形をつけます。
巻きつけた根っこを伸ばしながら形を整えます。
最後にガクは平ペンチを使って外側に折り曲げて表情をつけてください。
パンジーの立体刺繍完成です。
パンジー平面刺繍
それでは次にパンジー平面刺繍の制作工程です。
材料
◼️刺繍糸◼️
cosmo 25番刺繍糸
大きな花びら用
色番号 2172 1本
小さな花びら用
色番号 297 1本
2297 1本
477 1本
花芯用
色番号 2301 1本
葉っぱ・茎用
色番号 2118 1本
根っこ用
色番号 683 1本
◼️布◼️
平織りの綿素材
20センチ×20センチ
・使っているのは紺色の綿ブロードです。
フレームセッティング材料
・L版サイズフレーム
・厚紙
L版サイズ8.9センチ×12.7センチ
(刺繍した布を貼りつけます。)
・両面テープ
道具
・刺繍枠(12センチ)
・刺繍糸
・刺繍針(フランス刺繍針5番)
・チャコペーパー
・ボールペン
・ハサミ
平面刺繍作り方
①図案を写す
チャコペーパーなどを使って布に図案を写して刺繍枠にはめ込みます。
②刺繍する
最初に大きな花びらの刺繍を刺繍します。
刺繍糸の色番号は2172番、刺繍糸は2本どりです。
刺繍はすべてサテンステッチです。
2番目に小さな花びらの刺繍糸色番号297番を刺繍します。
刺繍糸は2本どりで、刺繍はすべてサテンステッチです。
3番目に小さな花びらの刺繍糸色番号2297番を刺繍します。
刺繍糸は2本どりで、刺繍はすべてサテンステッチです。
4番目に小さな花びらの刺繍糸色番号477番を刺繍します。
刺繍糸は2本どりで、刺繍はすべてサテンステッチです。
5番目に花芯の刺繍糸色番号2301番を刺繍します。
刺繍糸は2本どりで、刺繍はすべてサテンステッチです。
6番目に葉っぱと茎の刺繍糸色番号2118番を刺繍します。
刺繍糸は2本どりで、刺繍はすべてサテンステッチです。
最後に根っこの刺繍糸色番号683番を刺繍します。
刺繍糸は2本どりで、刺繍はサテンステッチまたはアウトラインステッチです。
これで刺繍は完成です。
③裏に台紙を貼る
刺繍した布に裏からアイロンをかけてシワをとった後、布の裏側に厚紙を貼ります。
厚紙は両面テープを使うと貼りやすいです。
台紙を貼った後にL版サイズのフレームに入れましょう。
お部屋に飾って楽しんでいただいてもいいですし、プレゼントしてもよろこばれると思います。
型紙と図案
型紙と図案はA4サイズ用紙に印刷してお使いください。
立体刺繍、平面刺繍ともに12センチ刺繍枠用になっています。
立体刺繍の型紙と平面刺繍の図案は記事の最後に無料公開していますので、ダウンロードしてお使いください。
型紙や図案の再配布は禁止していますが、ご自身で作っていただいた作品は販売していただいても大丈夫です。
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