「会陰押さえ」の衝撃

パパママ学級に行った。

そこで、陣痛の時に、いきむのを逃すための方法として、「会陰押さえ」というものがあることを知った。

テキストの画。⇩


え?!???

なにこれ?!

夫にグーで股を押してもらう…てこと?そんなことあるの?

頭がついていかなくて、絵を見ながらぼーっとしていたが、助産師さんの説明は淡々と続く。夫婦が30人くらいが参加してたが、誰も動揺してない。ように見える。

夫を見た。

初めて出会った時…ドキドキしながらデートした時…結婚した時…

この人と、股をグーでパンチされる関係になると想像しただろうか?

いや、まさか。夢だに。


それまで、

セックス=一線を課すビックプロジェクト

という感じで、

陰部=秘するもの

というポジションだったはずなのに、

妊娠した途端、いきなり、「はい!生物としての重要な器官ですから!」というフランクでオープンな扱いとなる。

ギャップが激しい。ひっくり返る。

助産師さんに、アロママッサージをしてもらった時も、

「はい!じゃあパンツ一丁になって〜」と言われて、「え!?…あ…は、はい」とびっくりして、もじもじしたけど、2回目以降は慣れて、さっさと脱いでパンツ一枚でベッドに横たわっていた。そして、汚れないようにと、パンツにタオルを挟まれた。

「会陰」という言葉もよく出てくる。

「34週以降は、会陰マッサージをしてください。旦那さんに手伝ってもらってもいいですよ。」と。

会陰て、膣の穴とお尻の穴の間のあたりのことなんですけど、

恥ずかしい部分というイメージで、深く意識しようとしたこともなく、言葉にする機会もほぼなく生きてきましたけど、

とてもカジュアルに使われる。

最近は慣れてしまって、うっかり、電車で大きな声で話してしまいそう。


で、夫に会陰押さえをしてもらったとして、そのあと夫婦の関係はどうなるのだろうか?

ロマンティックさとか、恋人感とか残るのかな。大丈夫かな。

もうすでに、結婚して、付き合ってた頃よりちょっとずつなくなってきてるけど、それにしても…

しかも、産む時に、うんちが出ることも多いらしい。

いきみ方は、うんちを出す時とほぼ同じらしい。

だから出るらしいけど、立ち会い出産なので、

「うんちを夫に見られますか?」とドキドキしながら助産師さんに聞いたら、

「大丈夫、頭側に立ってもらうから、見えないよ。出たとしても、出たよ、なんて言わないし。」

と言われてほっとした。

母親になる人がそんなこと気にしてる場合じゃないでしょ、と言われそうだけど、気になる。終わったら、怒涛の育児の日々で、こんな心配があったことも薄れていくのだろうけど。

他にも、助産師さんに、

「お産は本能!動物になるの。何も考えないでぼーっとして過ごした人の方がスムーズにいく。」

「子どもが生まれるのは満月の日が多い。神秘的だよね」

「出産の時、お母さんが赤ちゃんに空気を送り込むイメージで呼吸をすると、数値的にも上がるのよ」

など教えられ、妊娠した途端、スピリチュアルな感じになるというか、体がメインになっていく感じで、自分の意志でどうにもならないことの連続。

これまでの、意志で自分をコントロールして仕事をする日々とは全く違う世界にいく感じがある。

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