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未来のあたりまえを創るために

3月 ひまわりの種を蒔き、苗は10cmになりました。

幼い頃、幼稚園から苗を持ち帰り
巨大なひまわりが、咲いた記憶が残っています。

ひまわりは、いつも笑っているようで・・・
大輪が咲きましたら、ご案内します。

いつも皆様のnoteから、心のゆとりを頂き
その配信力に 驚くばかりです。

時を忘れ、読み込んでしまうこともありますが
みんな元気で素敵です。

ゴールデンウイークに入り、私も新たな気持ちでスタートします。
今年は、新芽がでるようなワクワク感 いっぱいです。

この3年間、土の中で埋もれていた感はありますが
自分の人生を振り返ることができ、有意義な3年でした。

若い頃は、欧州のデザイナー・モデリストに憧れましたが
今は自分が理想のデザイナーモデリストとして邁進しております。

しかし、私の年齢でも・・・
イタリアではモデリストとして、まだ子供の分類です。
でも私は、そんな彼らの職人気質が好きです。

それでも、若い頃の好きと、今の好きは違います。

若い頃は、すべて自分が中心で夢を抱きましたが・・・
いまの好きは、みんなが幸せになるべきだと考えます。

私の仕事の原点も、そこにあります。

私たちのファッション産業は、川上から川下まで長いトンネルです。
多くの企業が参入し、みんなが利益を蓄えるだけの消費がありました。

それぞれの企業が、専業化することにより合理化は実現できましたが、
個人のキャリアは狭く、みんな短工程のプロになってしまいました。

それが目先の利益を追求した、今の日本だと思います。
勿論、私自身も目先の利益に流されてきました。

しかし 私は、ここから日本人は変われる気がします。
日本人ならではのビジネススタイルが、創造できると思います。

若者に、みんなが幸せになるビジョンが持てるように
私たちも、残りの人生を費やしたい、そんな想いでいます。

グレタ・トゥーンベリさんのように、目先の利益より
未来を考え行動する若者が、現実に存在することが素晴らしいです。

大人は、それは理想論と言われるかもしれませんが
私は、理想を信念に据える勇気が大切だと思います。

人間の行動を支えるのは、信念と志です。

これから社会は大きく変化していきますが
私は、自分のビジョンに心をウキウキさせ歩んでみます。

心が暗いと、小さな幸せは見落としますから・・・ね。

ミャンマーのスタッフから1枚の写真が届きました。
22歳の彼女が、頭を坊主にし僧侶の修行に入るという報告です。

ミャンマーでは、自分の人生において、
3回 僧侶の修行をすることが望ましいと言われております。

彼女は、今回が3回目の修行にでしたが・・・
私が驚くのは、年頃の娘が坊主になることでした。

勿論、日本の文化とは異なりますが、
ミャンマーでも 最近の若い子は・・・という小言を
20代の大人から聞きますから、坊主にする心境を尋ねました。

ビデオチャットからの返答は・・・・
第一声は・・・坊主になり、生まれた時に戻った感じ
心の整理ができて良かったと言われました。

昨年のクーデター以降、多くの若者が苦しんでいます。
言葉には、表せない悲劇がござます。

それでも、自分の人生を笑顔で生きようとする姿に
私の涙腺も弱くなり、嬉し泣きのチャトになりました。

どの国でも人間の苦しみは、みんな同じです。

私の苦しみが、小さくて、あなたの苦しみが大きい・・・
そんなことは、ありません。苦しみは、苦しみです。

それは、自分で手放さない限り、消えていきません。
そんな彼女たちの勇気が・・・嬉しいです。

私も 苦しみと 悲しみは、すぐに流すようにしています。
その習慣が身に付いたのは、ミャンマーでの体験からです。

ミャンマーを離れ、もう3年になりますが・・・・
みんなの愛情は、忘れることはありません。

お金とモノに恵まれないのに・・・
どうして幸せ感を維持できるのだろう・・・と
あの屈託の無い笑顔は、日本で見たことはありません。

私たちは、幸せに気がつかないだけなんです。

あの頃、原始林から空を見上げ・・・
私は、どこで道を間違えたのかなぁと 考えたものです。

いま自分らしい道を歩む勇気は、
彼女たちの生き方に共感できたからです。
いまを笑顔で生きることが、私には大切です。

仕事では、日本人に必要な 次世代のモノ作りを
信念を持って挑み、創造していきたいと思います。

そして、ミャンマーの若者にも・・・
夢を抱く素晴らしさを実感してもらいます。

ゴールデンウィークに入り
私の好きな夏も 近づいてきます・・・
リフレッシュしてスタートですね、仕事ですが(笑)

やさしいスタッフから、いつも難しい顔をしてる・・・
と、言われますから・・・それは、認めます。
noteの雪丸さまは、笑顔のかたまりですから・・・
その努力も 見習います。

皆さまに素敵なゴールデンウィークを・・・
これからもよろしくお願いします。
2022年 皐月 水谷勝範


Webからファッションを創る、それが私たちのプロジェクトです。服作りとはいえ、私たちが大切にしていることは、お互い共存し成長できる社会になることです。皆さまとの出会いを愉しみにしております。水谷勝範