マガジンのカバー画像

エッセイ:~202112

129
タイトルが自由律俳句(のつもり)のカジュアルなエッセイです。
運営しているクリエイター

#散歩

いつも散歩しているおじさんはこの土地の守り神説

いつも散歩しているおじさんがいる。 上はジャージ、下はデニム、そしてバケットハットをかぶっている。 いつも同じ恰好だしマスクをしていないのですぐに分かる。 誰と話すこともなく淡々とゆっくり歩いている。 不思議なのだが、いつも歩いているのを見かけるのよね。 私も散歩は貴重な運動時間なので、雨の日や体調不良の日以外は歩くようにしている。 するとかなりの確率で出会うのだ、そのおじさんに。 そのおじさんのことをちゃんと認識してからは8割くらいの確率で見かけるのよね。 すれ違うことも

犬の散歩から始まる出会いもある

よく聞く話でさ、犬の散歩で偶然を装って出会いのきっかけにする手法あるじゃない(?)。 そんな簡単にいくわけないがなって思っていたんだけど、やっぱりあるかも。 犬の散歩が出会いの場になっている現場を目撃したのよ。 近くの公園はけっこう広いから、犬の散歩をしている人もたくさん来ている。 これまではみんな時間がバラバラだったけど、夏は暑さが和らぐ夕方以降に集中するみたいで以前よりもたくさんの人とすれ違う。 公園の真ん中にちょっとした人だかりが見えて、何かやっているのかと思ったら

モスキート音が聞こえたら走って逃げるルーティン

相変わらず毎日散歩しているんです。 夏は暑いので熱気が和らぐ夕方から暗くなるまでの間に。 夜の散歩もいいけど、今の家の近くは街灯が少なくてちょっと怖い。 梅雨くらいからその傾向はあったけど、真夏に入った途端に虫の登場率が爆上がりした。 近くの公園は緑も多いから歩く度に顔に目掛けて虫が寄ってくる。 なんで顔に向かってくるんだろうか? 数メートル歩くごとに、小さな羽虫が顔回りにまとわりついてくる。 迷惑だなあと思っているけど、逆に虫側からしたら楽しく飛んでいるところに人間(私

雨上がりの公園を独り占め

週末は荒れた天気だった。 土曜は朝から雨。 一旦やんだけど夜にはもっと強い雨になった。 翌日の日曜は朝から暑かった。 変化が大きくて体がついていかない。。 土曜は一日中家にいるつもりだったけど晴れ間があるならと思い、昼過ぎに散歩に出かける。 最近は毎日散歩しているから、運動量が少ないとむずむずしてくる。 どうせ暇だし、歩いた方がいいでしょう。 ついさっきまで雨が降っていたので、近くの公園には誰もいなかった。 いつも週末は家族連れで大賑わいのグラウンドだ。 一人きりの公園は

パトカーと救急車が見えて、散歩ルートを遠回りする

事故らしき現場を見かけると、普段は寝ている私の中の野次馬が起きだしてくる。 赤いランプのせいなのか、あのチカチカが見えるとやっぱり気になるもので。 何があったんだろう?って思っちゃうよね。 車が数台止まっていて、さらに当事者なのか目撃者なのか辺りに数人立っていたりすると、つい事情を知りたくなってしまうんです。 自分には全く関係ないし、知ったところで何もできないんだけど。 その近くを通ったところで詳しい事情なんて分からないけど、事故なのか急病なのかくらいは分かることもある。