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総合商社の片隅から:「常識」が生む非常識

昔話しで恐縮だが、先輩達から「商社の常識は世間の非常識だからな」といった箴言しんげん(戒めの言葉)をよく聞かされた。

社外から見れば変だと指摘される言動は多々あるだろうが、実のところあまり興味はない。内心「商社マンはちょっと変なくらいが丁度いい」と思っているし、正直なところ「変人の方が面白い」とさえ思っているからだろう。

可笑おかしな事例を1つ1つ挙げ連ねていくことも出来無くはないが、自ら書かずとも、既に誰かがネット上に書いているに違いない、と思い至ってネット検索してみたところ、以下のような記事がヒットした。

上記の記事内にある、商社内では会話中に意味不明なところで英単語が挟まることが多い件について、私自身も思うところがよく書かれているので、ご興味のある方は是非。

ところで、今回のテーマは商社の非常識。但し、上の記事にあるような個々の事例を紹介したい訳ではなく、ここではその非常識の元となっている「原因」について、私なりの考えを書いてみたい。

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