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ひとり散策 in タイランド:タイの新しい電車「パープルライン」を見てきました

タイ・バンコクの北にあるノンタブリー県というところを走り始めてた、日本製の都市交通である「パープルライン」を見てきました。

駅前に駐車場があるわけでもないので、車を最寄のスーパーマーケットの駐車場に停めてから、駅を探します。買い物中の家族には、「おい、ちょっと、ちょっくら、パープる、見てくらぁ」と言って出てきたという感じ。

地図上で確認して、駅前スーパーとは思っていたけど、目の前に見える立体構造物は、単なる横断歩道。

おかしいなぁ。いったい何処だぁ?

(地図はクリックするとグーグルマップに飛びます)

横断歩道の先まで行くと、あー、あったあった。遥か先に駅らしきものが見えます。蜃気楼じゃないけど、近いような、遠いような、微妙な距離。

少し近づいて望遠で撮ってみます。うん、やっぱり駅だね。高架式の電車だけど架線式じゃないんだ。架線が無いと、なんだかすっきり。

立派なエスカレーターですが、入り口は反対を向いて現れてきました。

英語の駅名は「Nonthaburi Civic Center」。

「ノンタブリ市民会館前」くらいの意味かなと思ったのですが、地図を見てみると周りは官庁舎ばかり。「ノンタブリ市官庁街」といった意味のようです。

(地図はクリックするとグーグルマップに飛びます)

官庁街側に向いた入口はなかなか立派。

エスカレーター完備。人感センサーは無いので、ずっと動きっぱなし。

路線図です。まだ、都心部に繋がっていないので通勤には不便で、いったい誰が乗るんじゃー、という感じですね。

素晴らしい渡り廊下。誰もいません。

渡り廊下から駅舎を望みます。大きいなぁ。

反対側。車を停めてきたスーパーマーケットが殆ど見えません。

券売機で初乗り運賃を確認してみました。17バーツ(日本円で約51円)。

一番遠いところ(10駅先)まで行くと、40バーツ(約120円)。

地下鉄に繋がってそうな方の最終駅(5駅先)まで行くと28バーツ(約84円)

処理をキャンセルしたら、お礼を言われました。
正直、この画像が見たくしてキャンセルしまくり。

路線図と相場を見てから、この料金表を見えると、情報が頭に入ってきますね。

それにしても客がいない。そもそも電車が来ない。どうみても客より駅員の数の方が多い。黄色い服着た女性は、ひたすら手すりを拭いてました。

電車はいったいいつ来るんだー。確認しようにも、タイの都市交通機関に時刻表などありません。相互乗り入れとか急行とか複雑な運用がなく、終点から終点まで各駅停車で行ったり来たりするだけですからね。

写真を見ていてお気づきかも知れませんが、切符を買わずに駅構内(ホーム下の階)の通り抜けることは出来ません。もし降り口を間違えたら大変なことなります。遥か先の渡り廊下まで、路面に下りてから、外を延々歩くことになるので。

おおおー。電車来た。パープル!3両編成。可愛い。日本製!

撮り鉄気分。客が殆どいないから、邪魔にならないよ。撮り放題。ズームアップはiPhone 6sではこれが限界。

うーん。駅の外の風景は特徴が無さ過ぎて、どっちがどっちだか分からん。

最初に入ってきた入口のエスカレーター右手には、素晴らしい庭園(Makut Rommayasaran Park)が見えます。

ズームアップすると、こんな感じ。でも、庭園の入り口には、直接繋がっていません。なお、正面の赤い屋根の建物が、ノンタブリ市役所。

Makut Rommayasaran Parkには、国王陛下ではなく、ワチラローンコーン皇太子の肖像が飾られています。

バンコク都に次ぐ県と呼ばれるノンタブリー県。タイの県には序列があると聞きますが、市庁舎は、なるほどと思える格式ですね。