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エクストリーム朝活(3)

リハビリを兼ねて、朝2本しか無いバスを駅とは反対方向に乗った。平日だが始業前までの本格的なお散歩をしに…

いつの間にか新学期が始まっていて、東京都側に入ると通学中の小学校生もバスに数人乗って来た。そういえば、息子も昨日から二学期が始まり中学校に登校して行った

目的地であるハイキングコースの入り口に着くまでの間、バスの中で途中で秋の兆しを車窓から見つけ出そうとキョロキョロしていると、後ろの座席に座っている男性に少し不審がられた

なかなか見つけられなかったが、秋の訪れはまだ3割弱だからのようだ

見晴らしスポットでは、気持ちいいくらい富士山は見えなかった。ここまではっきりと雲に遮られれていると却って清々しい…

時折現れる木漏れ日はまるで地面に散らばる宝石のよう。直ぐに消えてしまうが

倒木を覆う見事な苔を発見

朝露の残る早朝だが、葉の上の残る水滴を見ていると、樹上から露が滴る音が聞こえて来。思わず目をつぶって、しばらく周囲の音に神経を研ぎ澄ませる。実にいろいろな音がクリアに聞こえてくるものだ

見つけた赤い実は水引か萩。蜘蛛の巣の糸も残る

風に大きく揺れる小さな花に、小さな蟻がせわしなく動き回っていた

アメンボの足が作る波紋が波打つ滞った水溜りも

白い雲の似合う青い空も

もう少し先のあそこから先は、誰でも分かる秋の始まりだよと告げている