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もっとも大切なのは睡眠かも知れない

昨日公開した、今年の願い事12選に漏れた「23時前就寝し、1日7時間睡眠を確保する」は、書いた当日から守れないのもね嫌だなと思って外したのだが、本当はもっとも大事な「願いごと」かもと思い始めている。12選を一部入れ変えた方がいいのかもしれない。

2年前に買った、コメント欄でインド人も絶賛していたスマートウォッチ。万歩計機能以外に、血圧とか脈拍とかも測ってくれる優れもので、腕に着けたまま寝れば、睡眠時間も自動で記録してくれる。朝の通勤途中、電車の中でじっとしている時間も睡眠時間にカウントされるのが玉に瑕だが、電車の中では寝ているという人の場合にはちょうど良いのかも知れない。

なお、今日の私は電車の中で、星野道夫さんの本を2冊同時並行で読んでいて、心は古き良きアラスカに飛んでいた。願いごとに書いている通り、読み終わったらレビュー予定。また、東京都写真美術館でやっている星野道夫展は、アート巡りの一環で、必ず見に行くつもり。

さて、スマートウォッチだが、個人輸入(越境EC)で入手したこともあり、日付の表示が少し変。

深夜に一度覚醒していることになっているのが気になる…

設定用アプリは、たまに日本語の表現がおかしなところもあるが、本体の電池は1週間以上持つし機能に不満はない。LINEや電話の着信もバイブレーションで教えてくれ、メッセージは冒頭部分が画面表示されるので、いちいちスマホを見なくても済む。敢えて問題を言えば、せっかく買った神代欅じんだいけやき製のナカリ・ウォッチの出番が殆ど無い点くらい。

平日の目覚ましは6時10分にセットしているが、今日は数分前に自然と目が覚めた。今の時期、日の出は7時近くなので、まだ暗かったが、そろそろと起き出すと外が明るくなってきた。睡眠時間は、連続では約6時間だろう。

日本人の睡眠時間の長さはOECD加盟国中最下位(2021年に発表された2018年時点でのOECD国際比較調査結果)で、かつ50歳代の平均睡眠時間が最も短いらしい(令和元年国民健康・栄養調査 p.185)。ちょっと前の記事では40歳代の方が短かったので、24時間闘いたい企業戦士のままの団塊ジュニアが持ち上がった結果でしょうか?
現時点での最新情報は、「令和3年度 健康実態調査結果の報告 p.21」で、年代別の詳細は無いものの、女性の方が睡眠時間が短いように見えるのが気になる。

以下の記事(有料)によれば、(個人差はあるが)6時間睡眠でも実は足りていないそう。

理由は、良好な睡眠には量(睡眠時間)、質(安定した眠り)、タイミング(適切な時間・規則正しさ)の3つが揃っている必要があり、量だけではカバーできないから。

以前から言われるネット依存のせいなのか、睡眠不足が原因と考えられる様々な症状が社会問題として現れ、2000年代後半くらいから、研究テーマとして睡眠の重要性がクローズアップされた流れを感じる。
研究結果が出揃って来た昨今、ここ数年のパンデミックの影響による睡眠の悪化もあって世間の関心も高まり、従来からの「睡眠の常識」も塗り替えらたということなのでしょう。
個人的には、睡眠の常識が間違っていたというよりも、生活様式や社会的に求められるスキルが急激に変わった結果、順応する上でベストな睡眠の在り方が変わった結果のように思えます。

個人的な経験に過ぎないが、睡眠(特に寝始める時間)に気を配るようになってから、崩していた調子が、心身ともに改善し出しだという実感がある。

恐ろしいことに、睡眠不足は自覚できないらしく、身体は順応しても、判断力の低下は負債のように溜まっていくことが調査から分かって来ているとのこと。身体能力(いわゆる運動神経)は小脳が扱っているが、高度な記憶や判断は大脳がつかさどっているので、同じ人の脳みそでも別ものということなのでしょう。

人間はそもそも夜行性動物ではないので、夜のとばりが下りれば寝て、夜明けと共に活動を開始するのが、動物としては、最も自然な生き方。

ついつい見てしまうのだが、やはり寝る前にスマホをいじるのは止めようと思う。