大きい本屋が近くに欲しい

久しぶりに本屋に入ると…

出先で用事が早く終わったので、
乗り換えのために降りた金山駅で周辺をぶらつくことにしたのだが、
一通りぐるっと店を見て回って、結局、丸善で電車が来るまで待つことになった。


別に買いたいものがあるわけではないのだが、出先で少し時間が空いた時に本屋を見つけるとどうしても入りたくなってしまう。
最近、本屋に行っていなかったのもあってか、今回は吸い込まれるように入っていってしまった。

入ってみるとスタバが併設されており、本の持ち込みも問題ないようだ。
ここ数年でカフェが近くにある本屋が増えた気がする。


本屋で何をするのかというと、
棚をぐるっと見て回り、気になる本があれば、目次に目を通し、冒頭を読んでみる。ぐらい。
自分の中の小さなこだわり、とすらいえないかもしれないが、必ず興味のない棚も見て回るようにしている。
そこに気になる本はなくとも、誰かが手に取る本がある、それを見るだけで自分の世界が少しだけ広がる気がする。


しばらく本屋に行っていなかったせいか、あるいは本の見せ方が上手なのか、はたまた置いてある本が自分好みだったのか、
気付けば10冊ぐらい気になる本を見つけたのだが、ゆっくり回ったせいで気付いたら電車の時間になってしまい、慌てて店を出ることになってしまったのだった。


近くに大きい本屋があったらなぁ…

こうして久しぶりに本屋に来て、改めて、
近所に大きな本屋があったらなぁと思う。
ついでにカフェがあれば一日中過ごせる…。
お店からしたら迷惑な客かもしれないが(笑)

元々、学校の図書館が好きでよく行っていた身としては、ネットで本を探すより、適当にぶらぶらして目に留まった本をぱらぱらとめくり、読む本を決める方が楽しいと感じる。


ただ、まぁ、そうはいっても書店の経営が厳しいのも事実だと思う。
最近はネットで注文する人が増えたり、電子書籍の利用が増えたり、
かくいう自分も欲しい本が決まっているときにはネットで注文してしまう。

正直に言えば、欲しい本を手にするために、わざわざ近所を探し回ったり問い合わせしたりする手間を考えると、家でぽちっとするだけで家に届くわけだから、ネットの方が楽で良いのだ。


しかし、欲しい本が決まっていないとき、
このときは、ネットより本屋の方が圧倒的に良い。
いままで興味のなかった本や知らない本に出会えるからだ。

ネットでは、いままで興味のなかった本に出会うのは難しい。知らないこと、興味のないことを調べることはできないから。
逆に本屋は歩けばそこにある。品揃えはネットには及ばないが、必要なのはとっかかりであるから、この場合はさしたる問題ではないと思う。


ここまで書いておいて、ふと、「もしかして普通は、読みたい本があるから本を探すけど、特に欲しい本がなかったら探すことすらしないのでは」と思った……そりゃそうか…そうだよな…。
欲しくもないのに探すって意味わからんよな…。


でも、やっぱり…いや、あるいは…

まぁそれはちょっと脇に置いておくとして、
やっぱり個人的には、気軽にいけるぐらい近くに大きな本屋があると嬉しいなぁと思う。

本屋の広さの分だけ、自分の世界が広がりそうな気がする。
気がするだけかもしれないが。


……あるいは、最近流行りの「めたばーす」とやらで本屋の再現とかがあったら、私の本屋への欲求も満たされてしまうのかもしれない。
なんて思ったり、思わなかったり。

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