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「ひとりじゃない」って言い合いたい

24時間卒業式スタート5時間前のこと。

僕の相棒、岩月寛斗と音信不通になって三ヶ月。

その相棒の代わりをやってくれる予定だったスタッフが体調を崩して来れなくなったという一報を聞いた。

その他のスタッフも続々参加不可に。

気がつけばスタッフは、
最初の人数から約半分になっていた。

お客さんのキャンセルももちろん相次ぎ、

新型コロナウイルスのことも考慮して、
中止にするべきなのではないかと本当に悩んだ。

去年毎月やっていた「遊びまみれ」を
相棒の事情で中止にしたばっかりだ。

今年はなぜこんなにも何もうまくいかないんだろうと絶望に打ちひしがれた。

イベント当日だというのにまじで涙が止まらなかった。

ただ、
キャンセルの都合で人数も全企画30人未満になったし、
大量の殺菌グッズ・マスクも手に入れることができたので、

常時換気をし続けることを条件に開催することにした。

この判断が正しかったのかどうかは、
全てが終わったいまでも悩んでいる。

(現状では感染者が出ていないけど、それでもあの判断はどうだったのか悩みは尽きない)

ただ、とにかく不安だった。

誰も来ないのではないか?

スタッフの人員配置が大幅に変わった今、物理的に企画を遂行することは可能なのかどうか?

もう、恐怖感しかなかった。

しかし、会場について、
準備して待っててくれたオーシャンズメンバーを見るなり、一気に安堵に変わった。

なんでなのかはわからない。

でもみんながいてくれる心強さが半端なかった。

オーシャンズという学生イベント団体を作って約3年になる。

色々なイベントをやってきた。

終わってから、主軸で動いてくれたヤマコーが
「まじでこれまで場数を踏んでたからなんとかなった」って言ってたけど、本当にその通りだと思う。

スタッフが大幅に減り急遽の変更が山ほどある中で、

みんなが信じられないくらい動きまくってサポートをしてくれた。

そのおかげでなんとか最後まで駆け抜けることができた。

さらに心強かったのは、
オーシャンズのメンバーだけではない。

きてくれたお客さんも本当に心強かった。

そのほとんどがこれまで遊びまみれにたくさんきてくれた常連のみんなと、

その常連のみんなにいち早く馴染んでくれる最高の初めましての人たちだ。

準備はたくさん手伝ってくれるし、
一つのチームかのようにたくさん盛り上げてくれる。

みんながみんな仲間だった。

その時思った。
「ひとりじゃない」って。

オーシャンズもいるし、
遊びまみれファミリーのみんないてくれる。

始まる数時間前、
泣きじゃくってたとは思えないほど、
みんなとゲラゲラ笑った。

やっぱり僕は、
こうして「ひとりじゃない」って思える時間がとても大切なんだと思う。

イベントをやってると幾多となくそう感じる。
今回は逆境の中だったからこそ、余計にそう感じた。

孤独なのが、寂しいのが、嫌いだ。

みんなで笑い合って「ひとりじゃない」って感じられる時がとても好きだ。

その時に生きててよかったって思える。あの

だからこれまで8年間ずーっとイベントをやってきた。

あれから1週間。
オーシャンズのメンバーの大半は社会に出て戦っている。

みんな本当に頑張って欲しいし、すごいと尊敬している。

きてくれたみんなも、それぞれの世界で再び頑張っている。

かたや僕は、何をしたらいいかわからなくなって、
とにかく家から出ない日々。
人と会わない日々。

この孤独感に打ち勝てそうにもなくて、
絶望する日々。

相棒は相変わらずいないし、
新型コロナウイルスで何かをしようにもできない。

もう頭が真っ白になり続ける毎日。

改めて気がつきます。

やっぱり「ひとりじゃない」って感じたい。
誰かと一緒に笑いたい。

それが僕の中で何よりも大切な感覚だと。

近いうち、ZOOMでオンラインバーでもやってみようかなと思います。

誰かきてくれるかわからないけど、
あまりにも孤独なので、

とりあえずやってみようと思います。

よかったら遊びに来てください。

これまでのイベントへの信念と変わらず、
あなたの居場所を作れたらと思います。

「ひとりじゃないよ」って言い合える場所を。

よろしくお願いします。

これから何していけばいいんだろうなぁ。

いまだにその答えは出そうもないまま、今日も日が暮れていきます。




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