ラジオ 日記
朝、20分ほど歩く道々ラジオを聴く。吹きだしたり、にやけたり、泣きそうになったりする口元をマフラーに埋めて隠しながら。
聴いていたのは、先週金曜日の『霜降り明星のオールナイトニッポン』。せいやさんのお子さんが産まれた直後の生放送で、せいやさんは大阪からリモートでの参加だった。
「ついさっきやで!?」と興奮状態ながらもボケてツッコんで、かけあう二人。それがいつも通りとてもおもしろいのだけど、ふとした瞬間にコンマ数秒止まって「……うれしいわ、嫁ちゃんに感謝やわ」と口をつくせいやさんや、何度も「すげえなあ」と言っちゃう粗品さんから、しみじみとした感動が伝わってきて、グッときてしまう。
ふつう、出産のエピソードが語られるときは、夫婦のやりとりや家族との会話、お子さんが産まれたときの状況が語られることが多い気がする。なんて言葉をかけあったかとか。そういうのはいくら聴いても感動するので、いくらでも聴きたい。
でも、せいやさんの語り口はそうではなかった。
仕事でギリギリ立ち会えなかったのと、コロナの関係で面会時間が極端に短かったせいもあるのだろうけど、とにかくせいやさんの心のなかを語っていた。出産をしていない男性側の視点から、自分の子どもが産まれるってどういう感情なのか、どれほど感動したか。父親になること、子どもに思うこと。
そして、もっと離れた場所にいる友だち(相方・粗品さん)のリアクション。
二人の様子は「こんなに感動しているんだ」「感動し合えるんだ」とちょっと驚くくらいで、とても新鮮だった。
いちファンとして、「よかった〜!」という喜びもうれしさもあるし、「せいやさんが……!」という感激もある。
それと合わせて、シンプルに「人間が産まれること」で生まれる感動ってこんなに大きいんだ、と思った。やっぱり奇跡的ですごいことだよなあ、パワーが湧くよなあ、とちょっとだけ憧れの気持ちを抱いた。
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せいやさんのお子さんが産まれた12月8日は、粗品さんのお父さんの命日だったらしい。「コンビすぎるやろ〜!」と爆笑していた。
とにかく、本当におめでとうございます。何度も聴くラジオになりそうです。
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