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夫ッピについて

・私には旦那がいます。今日は惚気ようと思います。皆さんもこれを読んで𝐸𝑡𝑒𝑟𝑛𝑎𝑙 𝐿𝑜𝑣𝑒な気分になってください。以下、旦那を夫ッピと呼びたいと思います。なぜなら私はいつも(ふざけて)彼をそう呼んでいるからです。

・夫ッピは大学の同じ学部の同級生です。あまり仲の良い方ではありませんでした。正直何考えてるか分かんねぇ奴だなァと思っていましたが、私が病気になって大学に行けなくなった時にめちゃめちゃ心配してくれて「なんや…ええ奴やん…トゥンク…」となりました。

・夫ッピは私と違いどちらかと言えばインドアであまり俗世に興味がないようなのですが、趣味がInternetということでなんとなく波長が合います。私がここ行きたい!と言えば面白半分でついてきてくれます。

・私は大学を中退したのですが夫ッピはちゃんと卒業し、なんなら大学院にも行きました(理系です)。とっても偉いです。私はやむを得ない理由で中退したので夫ッピがまだ学生の時はどんな勉強をしてるのか、どのようなことを学んだのかを聞くといつも楽しそうに話してくれました。

・夫ッピは大学院を卒業してから企業で研究員として働いています。本当は研究者になりたかったらしいのですが、これもこれで夫ッピは毎日楽しそうに仕事に行っています。

・学部が水産系の学部だったので、2人でご飯に行ってお魚が出てくると「うわ~~ピンセット使って解剖したいねぇ~~~」と言い合っています。魚の解剖の話はいつもとっても盛り上がります。

この前一緒に食べてピンセットが欲しかった魚第1位→フグのからあげ

・夫ッピは肉が食べられない(嫌いらしい)のでデートの時はいつも私が全力で肉が出てこなさそうなお店を探していました。お店にも念押しで「お肉出さないでください!!」と連絡していました。お肉が出てこないお店探すの、めちゃめちゃ大変です。

・甘いものが2人とも大好物なので休みの日はパフェにあんみつにケーキを食べに行ったりなどをよくします。夫ッピのお気に入りはフルーツパーラーらしいです。フルーツのパフェが好きなんだって、かわいいね☺︎

夫ッピの好きなフルーツ第1位→はっさく

・私は制作系の会社に勤務しているのと家が遠いので、平日はいつも家に着くのがどうしても9時を回ってしまいます。夫ッピはそれよりも早く家に着くので私の分までご飯を用意してくれます。家庭力が私よりも爆裂に高い夫ッピは栄養満点でヘルシーな晩御飯をいつも用意してくれます。キーボードを叩く左手の薬指に指輪が光ると夫ッピのためにお仕事頑張って早く帰らなきゃと思います。

基本的な毎日の晩御飯はご飯、味噌汁、煮物、ほうれん草のおひたしです。おばあちゃんかよ。

・いつも晩御飯の時は私が今日起こったお仕事でのドタバタトラブルや今日嬉しかったこと、面白かったことをたくさん話すのですがそれを夫ッピは楽しそうに聞いてくれます。この時間、私は「せんせい、あのね」を連発する幼稚園児になります。夫ッピもたまに今日起こったことを話してくれます。お仕事場でなんやかんや先輩方から可愛がってもらってるんだなあと嬉しくなります。

・夫ッピの直して欲しいなあと思うところは強がりということです。知り合った当時は弱みがない人だなあと感じていたのですが、それは彼が一切そういう面を見せないだけでした。やっと仲良くなったのか大学3年の冬頃だったのですが、やっとそこで彼が自己肯定感がクソ低で自分に自信がなくて病み体質ということが明らかになりました。夜は寂しくなる発言が彼からあった時は

ェ…メンヘラ女ジャン…トゥンク…


と思いました。彼から人間味を感じられなかったのと、自分のことについて語ってくれなかったのでこの事実を自分の口から言ってくれた時は嬉しさでどうにかなりそうでした(?)。付き合う前は乙女ゲームのちょっと闇があるキャラのカウンセリング攻略パートみたいなLINEをしていて、たまに見返すとめちゃめちゃに面白いです。

・夫ッピの自己肯定感は昔と比べたら上がった方です(無条件の私からの好意を前向きに受け取れるようになった、とのこと。よかったね)。ただ私もメンヘラ気質で共依存では…?と思う節もありますが、毎日HAPPYなのでOKです。

・明日は私は久々に平日お休みなので、夫ッピお仕事から帰ってきたらほかほかご飯でお迎えしたいと思います。



っていうのは全て嘘です

・以上までの夫ッピについてのエピソードですが、全て私の妄想です。旦那なんていないし一緒に住んでる人もいません。

・ただ一つだけ真実なのは私が独身で彼氏無しなのに左手の薬指に指輪をして会社に行っている事だけです。お仕事を頑張りたいゆえにイマジナリー夫ッピを作っています。

・なんとなく書き始めたのですが、1500字以上書けてしまったので今は自分がとても怖いです。と同時に自分の中でイマジナリー夫ッピがこんなに巨大な存在になっていたのが衝撃です。

・イマジナリー夫ッピを本当の存在だと認識する前に私は本物の彼氏を作って結婚します。さようなら。






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