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人を雇う「タイミング」

経営者をやっていると、
人を雇うタイミングに悩みますよね。

・経営者としては自分の時間が作りたい。
・でも固定費が上がってしまうのは、ツライ…

これはすべての経営者の悩みではないでしょうか。

ぼくなりの結論ですが、
リアルな仕事を依頼するときは直接雇用。
経理などのバックオフィスなら外部委託。

ぼくなりの
答えはこれです。

事業にとって最も高いのは、人件費です。

人件費を発生させるタイミングを誤ると、
固定費で経営を圧迫してきます。
(実際に飲食の人件費は40~60%、小売りで20~30%程度)


人を雇うことは雇用を生み出す素晴らしい行為ですが、
一方で会社の経営を圧迫してしまう要因になります。


今日は、4事業の統括マネジャー、人事部として事業を運営してきた経験から以下で丁寧に解説します。


本題に入る前に簡単に自己紹介をさせてください。
・子ども7人の経営者
・サラリーマン歴15年、経営、人事の経験7年
・赤字店舗を利益率5%に改善

1、人を雇うタイミング

水崎なりの結論は
・リアルな仕事があるなら雇用
・バックオフィスなどのオンライン完結できるなら外部委託

上記をおすすめしています。


理由は

・外部委託には雇用と比べて、社会保険などの手続きが少ない
・外部委託には交通費、制服代などの余分な費用が発生しにくい

などの毎月の固定費用がほぼ実働に対する対価で済みます。


創業時のコストを安く済ませたいときには、
お願いする仕事に合わせて
「雇用」と「外部委託」を
使い分けることを
おすすめします。

個人的には
「外部委託」でバックオフィス関連の仕事を委託し、
経営者の時間を作る。

浮いた時間で経営者がリアルで発生する仕事をこなしながら、
経営に携わるといいと考えています。

一見すると非効率的に聞こえるかもしれませんが、
これにはメリットがあります。


現場で起きていることを
経営者自身が確認できるという点です。

・店舗の使用感
・お客様との会話
・お客様の不満や悩み

これらの中にはサービスの質や単価アップに、
必要な情報が混ざっています。

実際にぼくも高齢者の通所施設を任されていた時には、
現場に行くことで解決できた事例があります。


ぼくの任されていた通所介護施設では、
・同じビジネスモデル
・商圏
・人員
にも関わらず2店舗間での経費の差が
毎月10万、年間で120万円もありました。

報告書の中では見えてこないため、
現場に行くと

・管理者が上長へ報告せずに物品を購入
・管理者はお客様が「いいものを使いたいと言っている」からと高額な物品を購入
・サービス対価としてお客様へ請求しているか聞くと「していない」


つまりお客様が求めるままに、
物品を購入し経費を圧迫。
上がった分のお金を相殺できていない。

店長である管理者に
お金の知識がないことが原因でした。

その場で管理者にお金の授業を開始し、
物品の購入時には上長へ報告することを指示。

結果として半年後には2店舗の差は、
無くなりました。


経営者だけであれば、
すべてを判断できます。

しかし事業が多くなれば
見えない部分が出てきます。

人を雇う時のリスクは
経営者と同じ判断はできないことです。

そのため、経営者ができることは自分で行い、
手が回りにくいバックオフィスは外部委託がぼくなりの考えです。

・バックオフィスなら外部委託
・リアルでしかできないことがあるなら雇用

上記で考えてもらえると、
雇用のタイミングになると思いますので、
参考になれば幸いです。


人を雇う時の豆知識

雇用すると発生するのは
・労災保険
・健康保険
・雇用保険
・厚生年金
上記が発生します。

これは給料とは別に支払いが発生するため、
雇う人の労働時間にもよりますが
給料の1.15倍を見ていました。

仮に月に10万円のパートさんを雇うと
社会保険料込みで10万円×1.15倍
で11.5万円が発生します。

参考にしてもらえたらと思います。

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