キャバ嬢だけどおばあちゃんっ子だから栗の渋皮煮を作った
栗の渋皮煮
昨年90を前に亡くなってしまった祖母の思い出の味なんだけど、おばあちゃんが作ったのか近所のおばあちゃんが持ってきたおすそ分けなのかはわからないね今となっては。
この甘くてうまい栗はなんなんだろう
渋皮がうまいんだよなぁ
大きくて甘い栗にメロメロであった。
梅干しに続きこれも自分で作るしかないんだよ。買ってきた他人の作った物よりも祖母の血を継いでいる自分が作った方がうまいじゃろ。
プロの味じゃなくて記憶の味が欲しい。
栗の虫について
栗がこんなに虫に侵される物だとは知らなかった、甘栗とかもこわごわ食べることになる。
見た目はつるつるでも、水に入れて浮かんできた物は虫食いだから取り除く(もちろん目視で穴があるものは取り除くけど売られる前に選別されてる)
栗の虫は花の時に卵を産みつけているので
栗は虫の卵を含んで栗になり、栗の中で生まれ栗の実を喰い成長し、栗の皮に穴を開けて外に出ていく
まず鬼皮(外の殻みたいな皮)を柔らかくするため熱湯に漬ける(30分〜)
これを時間の無駄!と省いて鬼皮を剥くことも可能だったが、とてもとても木のように硬いので手が死んでしまいました。さようなら
途中からお湯につけるに変更、めっちゃ剥きやすくなってよかったですね。
鬼皮の剥き方はYouTubeで見てください
鬼皮を剥く項目について、このときに渋皮を傷つけてしまった物は別の料理に使いましょうと書いてあるけど渋皮傷ついたものも煮てみたけど全然オッケーでした。
多少崩れるけどそこまで崩れない方法がある、安心して以下に続いて。
渋皮煮作りに来てるのに他のものを作れというのは頭がこんらんしてしまう。
栗とひたひたの水を入れたら火をつけ沸かし、沸いたら弱火で30分茹でる
火から下ろして鍋に水を注ぎ水温を冷まし
鍋を洗い直しまた水から茹でる、30分。
重曹がなくても問題なかった
重曹なしの場合、この工程を5〜6回と書いてあるレシピもあったが2回で大丈夫だった。
重曹を使わないからアルミの鍋でも大丈夫かと。わたしはちょうどいい鍋がなくて深めのフライパンでやった。
次に砂糖で甘くしていく
また鍋を洗い、栗と水をひたひたに入れて
砂糖を分量の1/3入れて火をつける。
沸いたらまた弱火で30分。
キッチンペーパーなどで落とし蓋をする。
砂糖の選び方は
スッキリした甘さならグラニュー糖
こってりなら黒糖や、きび砂糖
安上がりなら普通に上白糖。
わたしは記憶の中から推理してグラニュー糖にしたけどおばあちゃんはグラニュー糖使わなそうだし普通の砂糖だったかもしれないなぁ。夢に出てきて教えてくれ〜
30分たったら1/3の砂糖を入れて砂糖が溶けるまで煮る。
火を止めシロップの味を見て雰囲気的に良ければ栗を取り出す。
もっと甘くしたければ残りの砂糖を足す。
ツヤが欲しかったのでシロップだけ煮詰めた。栗は取り出してあるため火は強めにできる。
あと、塩をひとつまみいれた。
シロップがてりてりになったら、火を止めシロップに栗を戻してそのまま冷ます。
めちゃくちゃ美味しいけどちょっと物足りなくて、もしかしたら洋酒が入ってたのかもしれない。
うちにはラム酒しかないけど入れてみる。
白ワインを入れると美味しいらしいので試してみたい。グラニュー糖と合いそうである。
今回買ってきた栗は3Lが1キロ1,000円と大変お買い得だったんだけど、見た目はキレイだったのに水に浮いたものや虫が怪しそうな物などを除いて鬼皮もむいて計ったら450gになってしまった。いちばん大きな栗も虫だった。
1つが50gだとして渋皮煮が10個くらいしかないじゃん。これでは1週間も持たないで食べ切ってしまう。
何キロ仕込んだら冬に甘栗を買わなくて済むかしら。
瓶詰めにしたら1年持つらしいし…
また梅干しのときのように作りすぎる予感がしますが保存食にロマンを感じてしまう人間なので。
おわり
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