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静かな情熱が醸し出すやさしさ『銀座「四宝堂」文房具店』

読書記録として。

銀座に佇む老舗文具店の店主が主人公の小説。

“きらびやかな”、“派手な”銀座ではなく、
“良質な”ものを“過不足なく”取扱う美しさが素敵なお店。
ご近所との付き合いも人情味があふれていて、
江戸商人たちの粋が散りばめられているところも
物語に華を添えている。

読み進めるうちに時にほろりとしながら、
優しい気持ちになれる一冊。

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