アジトに踏み入るな

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NSCの同期と小さめの公園に行きました。
公園は良いですよね。
キッザニアほど堅苦しくなく、かと言って自分の部屋ほどリラックスし過ぎない「みんなで使うこどものひろば」という感じがして好きです。

最近世の中の公園は、子どもたちの安全面や経年劣化を理由に遊具を少しずつ撤去されています。
近所の公園のブランコも、穴に脚を入れて乗るタイプの安全な型に交換されていました。こうして今の子どもは立ち漕ぎができなくなるんでしょうね。

そんな中、まだ撤去されずに粘り強く残り続けている、むしろ増え続けている遊具があります。
「コンビネーション遊具」
お城みたいな見た目で、そこから滑り台や登り棒、ハシゴなど、色んな遊具が伸びてきているアレです。(そんな呼び方なんやね)
みんなこういうところを自分達の秘密基地にするんです。買ってきた駄菓子を広げてみたり、カードゲームをしてみたり…その同期は幼少期の頃、コンビネーション遊具の中で昼寝をしていたそうです。良くないですね。

でも、この幼少期を終えた後は流石に公園で秘密基地を作れません。自分で自分の秘密基地を公園以外で作る必要があります。別に秘密基地が要らない人もいますが、僕はどちらかと言うと欲しい側の人。
ではどこを秘密基地にするか。

「トイレ」

これこそ最強。ちょうど良い狭さ、尚且つ鍵をかけられて頑丈、そして誰も入って来ない。これが良いんですよ。異論は認めません。僕がトイレを“秘密基地”って言えばもうそこは僕のアジトな訳ですよ。
だって女優・高木美保はトイレが一番落ち着くのを理由にトイレがある部屋に冷蔵庫やパソコン、ゲーム機など様々な家電家具を配置している程ですよ!!!???
ここから高木美保の持論を盾にして進んで参りますが、僕は落ち着きたい時はトイレに長時間篭ります。
友達とご飯に行った際もそうで、恐らく必ず一回は僕が長時間トイレから帰って来ない時間があります。
これは別にしっぽりと自慰に耽っている訳では無いんです。飲食店でそんな事出来ません。
僕はベースとして一人の時間が必ず欲しくて、外の世界からシャットアウトした状態じゃないと集中してネタが書けない事が最近わかりました。周囲に関係のない人が居るだけでもちょっと難しいぐらいです。だから喫茶店でネタを書ける方は尊敬するばかりです。

僕はネタのあらかたを風呂かトイレで頭の中に作って文字起こしする事が殆どです。大ライブのネタも風呂で思いつきましたし。今後もそうやって創作を続けていくんだろうなと思っています。
僕が引っ越しできるぐらい貯金ができても、芸人同士でのシェアハウスは恐らくしないです。

俺だけのアジトが無くなっちまうからなぁ…

明日から吉本興業で一年目の芸人として活動していく訳ですが、外部からうま〜い事刺激を貰ってアジトに篭って鍵をかける生活をこれからも続けていこうと思います。よろしくお願いします。


※相方の馬場光さんが良いタイミングでnoteを更新した為、僕も負けじと緊急でこの記事を書きました。
相方と共に、全人類の懐をお借りして、謙虚にやっていきたいと思いますので、なにとぞご贔屓に。
じゃあ
今年の目標: 同期との会話で真面目になり過ぎない
中野豆知識:便所飯だけは絶対にしたくない


中野ミズオ

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