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飲食店の店長に必要な計数

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7月から銀座で「飲食店の店長に必要な計数」の講義を再開いたします。 どんな内容の講義なのかがわからないと不安だ。 という方はこのマガジンをご覧ください。 飲食店だけでなく、小売店…
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飲食店の店長に必要な計数

はじめまして。社団法人日本カルチャー協会認定講師の水落和弘と申します。4/30から銀座で「飲食店の店長に必要な計数」という講義を開始いたします。 どんな内容の講義なのかがわからないと不安だと思いますので講義で使用する問題をご紹介して解説を致します。 飲食店だけでなく、小売店でも役立つ計数ですので ご興味のある方は是非ご覧ください。 そもそも、「計数」とはなにか?というと、 売上や利益を計算し、適正か否かを分析、検証する事です。 「計数」を知るメリットはなにか 店長に必要な

売価の求め方

何割の儲けを乗せるかを計算して売価を決める方法です。 問題 原価100円、値入率20%の時 売価はいくらでしょうか。 公式は 売価=原価÷原価率で求めます。 しかし、原価率は問題文には記載されていません。 ①原価は100円です。 ②値入率は20%です。 ③100%から値入率20%を引くと原価率は20%です。 原価100円÷原価率80%=125 答えは125円です。

値入率の求め方

値入率は売価に占める利益(値入高)の割合です。 原価率は売価に占める原価の割合です。 問題 売価130円、原価100円、値入高30円の時 値入率はいくらでしょうか。 (小数点1位を四捨五入して下さい。) 「値入率(%)=値入高÷売価」で求めます。

原価率の求め方

問題 売価130円、原価100円、値入高30円の時 原価率はいくらでしょうか。 (小数点1位を四捨五入して下さい。) 原価率は 「原価率(%)=原価÷売価」 で求めます。 また、原価率と値入率は足して100%の関係になりますので、 1(100%)-値入率 100%から値入率23%を引いた残りの77%が原価になります。 「1-値入率」=値入率 は今後非常によく使いますので、 利益と原価の関係性を覚えておきましょう。

値入高と粗利高の違い

商品やメニューには売価と原価があります。 原価とは商品の元値の事です。 売価から商品にかかった原価を引くと利益が残ります。 この利益の事を値入高や粗利高と言います。 値入高は売れる前の予定した利益、 粗利高は売れた後の確定した利益です。 値入高は商品が売れる前の未確定の利益です。 売価に占める原価の割合を原価率 値入高の割合を値入率と言います。 原価率と値入率は足して100%になります。