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新年度に向けて通勤鞄を新調した話

最近、通勤鞄を新調した。

あれ、鞄を小さくしたんじゃなかったっけ?と思った方は鋭い。

状況が変わった主な理由は、資格取得のためだ。

自宅で勉強できる環境が揃っているならまだしも、私はフルタイム共働きのワーキングマザーの身分。
ひとたび帰宅すれば、夕飯作りを筆頭とした家事全般と子どもの世話が待っている。平日のこのスケジュールに、勉強が入り込む余地はほぼないに等しい。
となると残るは昼の休憩時間か、片道50分の通勤時間。まとまった勉強をするならここしかなく、テキストや本を鞄に入れて持ち歩きたいと思っていた。

しかし、暫定的に使用していたリュックはそもそもプライベート用に購入したものゆえ、A4サイズのクリアファイル程度なら入りはするがかなりギリギリ。
財布に水筒、A5版の手帳、ポーチ2種類(防災用とデイリーユース用)とモバイルバッテリーを入れると、新しく何かを入れる余白はないに等しい状況だった。

新年度も始まるし、久しぶりに通勤鞄を新しく買おう。そう思い立った。


元々私は、通勤鞄としてマザーハウスの「ヨゾラ」を使用していた。

在りし日の私のマザーハウス1代目「ヨゾラ」Lサイズ。色は現行モデルにはないパープル(実際の色味はボルドーに近い)。

定期的に店頭に足を運んではケアに出したり、色褪せた部分は追加で色を入れたり(補色)と様々行いながら、仕事のある平日は毎日欠かさず持ち歩いてきた。
さすがに角は擦れが目立ち、うまく色が乗らないと店員さんに言われる位には色が抜けた箇所も複数あったりと、だいぶ使い込んだと思う。独身時代から使っていたので、5〜6年近くは使ったのではないだろうか。

先日、このバッグをマザーハウス店頭で回収に出してきた。再利用されてゆくゆくは別の商品に生まれ変わるらしい。
「途上国から世界に通用するブランドをつくる」。この理念に共感して手に取ったブランドだったが、こういう持続可能性に配慮した取り組みもまた、マザーハウスらしいなと思う。今後もこのブランドには定期的にお世話になりそうだ。

こんなサービスがあるなんて知らなかった…!

今回鞄を新調するにあたり、ビジネスユースかつ長く使えるということは大前提の上で、私のこだわりポイントは以下の通り。

  • A4が入る大きさ(これが最大の買い替え理由のためマスト)

  • 両手が空く(毎日の保育園の登降園は徒歩のため)

  • 大容量すぎない

この「大容量すぎない」というのは、今までの私だったら考えもしなかったと思う。

学生時代から営業担当時代、そしてケースワーカー時代と、私は一貫して荷物が多かった。
「大は小を兼ねる」という言葉通り、とにかくたくさん入れば良い。そして、そんなたくさん入った荷物の重量に負けない耐久性のある鞄が良い。ずっとそう思っていた。

ヨゾラは大容量ではあったのだが、大容量すぎて荷物を入れ過ぎるあまり、中身が迷子になることが多々あった。
また、狭い職場のロッカーに鞄を置くとそれだけで場所からはみ出し、安定感を欠いて落下したり、それが原因で鞄に傷や擦れをつけることもしばしばあった。

であれば、大容量すぎる鞄は今は必要ない。
厳選した必要なものにプラスアルファして、必要な時は本や参考書が持ち歩ける、そんなちょっとした余白が欲しい。今はそんな気分だ。

という訳で2代目として購入したのが、マザーハウスの「カゼマトウ」だ。

「カゼマトウ」Lサイズ。カラーは通年使えて、パーソナルカラーがイエベ秋の自分に合いそうなベージュにした。

1週間ほど使用して、気に入っている点は以下の通り。

①リュックとして背負った時のフィット感

皮でできているため鞄自体の重さは当然あるが、ストラップが曲線になっており身体に馴染むので、そこまで重さを感じずに背負うことができる。
※なお、ヨゾラはリュックとワンショルダーの2wayで、それがメリットでもあるため、一概に比較することはできない。

②リュックなのにすっきりスマートに見える

リュックというとカジュアルでスポーティーな方面に振りがちだが、皮の素材感と柔らかいフォルムのせいか程よくスマートに見える。ビジネスユースは勿論、休日のキレイめなコーデに合わせても使えそうだ。

③容量も申し分ない

A4の書類やテキストは問題なく収納できるし、マチがあるので水筒や折り畳み傘なども入れられる。多少荷物が増えても対応できそうなゆとりもある。
ここのところ読書熱が再燃しつつも資格の勉強で中々読み進めることが出来ないでいるが、ある程度目処がつけば、部屋の片隅に積んであるハードカバーの本も難なく持ち歩けそうだ。


新しい季節に新しいものを身につけると、気分が明るくなる。
一方で、一つのものを長く使うことの良さは自分なりに理解しているので、前回のヨゾラ同様、定期的にケアをしながら長く使っていきたい。
新年度は試験勉強も読書も、この鞄と共に取り組んでいくぞと気持ちを新たにしているところだ。

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