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みずのモデル商会アバターの設定・資料・ギミック全部語りたい! 第1回

第1回は『すらみあまいまい』前編です。
みずのモデル商会の記念すべき第一号アバター。ターゲットなどない、創りたいものを創るのだとい意志の元に生み出された癖強スライムです…? そこまで言うこともないか。普通よね、普通。

……いや、違うな、普通になるくらいにもっと人外アバターを増やすべき。人外の安心して棲める世に変えていかねば(強い使命感)。

BOOTH解説

かたつむりの殻のような、ラミアの尻尾のような器官をもったスライム娘の一種、「すらみあまいまい」のオリジナル3Dモデルです。
身体の形が多岐に渡るスライム属の中でも、人、かたつむり、蛇の要素を併せ持った新種です。環境による影響などを研究するため、飼育、観察してくれる方を募集しています。

2023年1月にVer1.0が発売し、2024年5月にVer2.0に更新されました。なので技術的には新しいものが使われていたりします。

制作の話

この子を創るまではとりあえずで人間を作っていましたが、やはり個人的な本懐はスライム娘の精製であり、その自由な身体の形状と半透明な見た目を活かしたような見た目を作りたいと思って外見を考えました。

できあがったものがこちらになります

その結果がスライム×ラミア×かたつむり……?
こいついきなり大丈夫か?
今見るとこっちは等身が低めで想定されてたみたい。作ってみたら大型になったね。

絵を描く以前、草案を考えながら某クリエイター集会でQVペンで描いてみたところ、「狂気じみている(誉め言葉)」と言われてウケたのが印象に残っています。その頃からかたつむり形態とラミア形態を作りたいとは思っていました。

名前はけっこう早めに決まりました。
スライムのすらに、ラミア、そしてかたつむりの別名であるまいまい。欲張りな名だね、全部乗せしてやろう。
この「すらみあまいまい」というのはこの子固有の名前ではなく、種族の名前としてつけました。核原動綱 流動生物目 定形スライム科 すらみあまいまい属、みたいな感じ? 最後の種の部分は改変によって生まれていきます。あなたが新種を見付けてください。

QVペンで構想していた時には服装などは決まっていなかったのですが、外見的にはまいまいの語源である舞のところに日本らしさを見出したため、着物を着ることになりました。
けど袖のところは作るの難しそうだな……いやそもそもかたつむりに腕は無いし作る必要もないな! 切り落としておこう。 腕がないのは不便だから髪で物を掴む機構にしよう。スライムらしい自由さがあって大変よろしい。難しいところはポジティブに避けて通るのだ。

ちなみにすらみあまいまいを作る前に、人間ではあるものの手の動きは人形を操ってやるというコンセプトの子を作っていたので、肩と腕を繋げなくても良いという発想はあったのでした。

人形遣いさん

同じく人外らしい自由さを求めて【ぴこーん!余計な事ひらめいた!】なんとなく指を七本にしてみました。 まぁ、一本あたりのボーンに二本のメッシュをつければ動くので問題ないんです。形状が手のひらと指ではないので、変な動きをしてしまいましたがね。

Ver2.0になる頃には触手ハンド(詳しくは次のメデューシア回にて)のノウハウがあったため、滑らかに動いて触って伸ばせる触手になりました。

びろーん

印象の話

ここからはアバターを見た人から言われたことについて。

普段人間をやってる人たちからすると、髪から腕が作られてるのはけっこう意外性があるものらしいです。よく言われます。言われるたびにわーって両腕を上げてアピールします。

わーっ!

腕とか手を外部構造に任せるって発想はけっこう見ると思ってたんだけど。言われてみればVRChatの構造自体がHumanoid=人体の構造が基本となっているから、人間や実在の動物から外れた構造は珍しいのでしょう。
やってることはメッシュとボーンの関連だから、それほど難しくないはず。

殻に花が入ってるところも見栄えのいいポイント。

おしゃれさんだね。スライムという半透明の生命だからこそできるおしゃれがある。前髪や腕輪にも紫陽花の花が入っております。(紫陽花の花?警察呼ばれそうだな……)

殻の中の花

あとは腕輪や手の触り心地とか。
ぽよぽよしてます。髪とかスカートとかでは使わない揺れ方をしているので、触ってて楽しいらしい。
手元にあって触れ合える系のギミックは入れ得な気がする。

うでぽよ

さて、これ以上次を書くと長くなるので、今回はこのくらいで。
次回は『すらみあまいまい』後編。搭載されているギミック関連の話をしていきます。

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