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増刷決定!『立ちあう保育』

3月1日にミズノ兎ブックスより刊行した『立ちあう保育』の増刷が、
早くも決まりました!
ありがたい限りです。

はじまりのはじまり

今回は本企画のはじまりのお話です。
著者のお一人、村中李衣先生は、前職で書籍の編集を担当させていただいたご縁から始まったお付き合い。
出版社退職してからも、お心を配ってくださり、
本づくりをご一緒させていただいています。
いつも温かく見守り、応援してくださっていて、感謝×100。

村中李衣先生に会いに岡山へ

出版レーベルを立ち上げるにあたり、
ぜひ村中先生とまた本を作りたい!と
ちょうど1年前、昨年の4月に岡山に訪問しました。

出版社在職時より、一度伺いたいと思っていたもののかなわぬまま。
昨年3月、ピンポイントの日程で訪問の希望をお伝えしたところ、
その日だけぽっかり予定が空いているとのお返事をいただき、
若干の奇跡と運命を感じながら、
ノートルダム清心女子大学の研究室に伺いました。

岡山の街もノートルダム清心女子大学も、素敵でしたー!
カトリックの女子大らしい、学舎とお庭。
聖堂は、しんとして、心洗われる空気。
そして、岡山の街並みもよき。
歴史のある街なんですね。
また行きたい。

奉還町の商店街は、レトロで趣があり、
千と千尋の神隠しの世界観を感じるようなところです。
この商店街をモチーフにした、
村中先生作の『奉還町ラプソディ』おすすめです。
児童書ですが、大人にも。

こぐま保育園の子どもたちの写真にズキュン

話は少しそれましたが、企画の話です。
村中先生の研究室で、新企画をお願いしたいとお話したところ、
子どもの写真を見せていただきました。

それが、『立ちあう保育』の冒頭80ページを飾る写真です。

見た瞬間、子どもたち本来の姿があると感じました。
どんな環境、境遇にあるかなどには関係ない、子どもたちの姿。
ズキュン。
今、その姿を見せることができない状況が、
保育の現場にあるのでは、とも思いました。
この素晴らしい写真が、プロではなく、保育者が日々の保育の中で
撮っているということも驚きでした。

うますぎる!
うまいというか、技術ではなく、撮る人の心なのでしょう。
撮る人のまなざしがあらわれるのですね。

この写真の舞台が山口県にある、こぐま保育園。
『立ちあう保育』は、こぐま保育園の多大な協力のもと、制作されました。

こぐま保育園は、山の園舎があり、その名の通り、山が園舎になっている
一般的とはいえない自然いっぱいの環境です。
がしかし、こぐま保育園が特別と思われないような本づくりをしたいと
思いました。

同じ環境はなくとも、学べることはたくさんある。
保育、保育記録の本質を、こぐま保育園の記録を元に再考しよう。
その編集方針を村中先生と確認し、年度内に刊行を約束したのです。

制作過程や、素敵な装画を描いてくださった、こしだミカ先生のことなどは
別の機会に。

写真展、開催!

山陽小野田市立中央図書館で、写真展を開催することも決まりました!
5月21日〜6月2日。
その準備も始まったところです。
他の地域の図書館や書店でも開催したいなと思っています。

続報もこちらで投稿していきます。




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