見出し画像

「日本刀の手入れ」のこぼれ話

着物のはなし

撮影の時に着ていた着物ですが

ウェディングに強い写真スタジオに借りに行きました

羽織は今回の撮影にはいらないし

帯も倉で見つけた物がある

着物と袴だけですね

「お安くしときます」

と言われたので値段も聞かずに借りてきて

翌々日に返しに行くと

「30000円です」

ゲっ!

思ってたより高かった!

私の脳内では、安いというのは12000円くらいなのですよ。

後から調べると

その時にお借りしたグレードだと

4万~5万くらいはして当然らしく

どうりで着心地が良いと思いました

一転12000円以上得をした気分になって幸せな気分になってしまう単純なミズノでした

蒸し暑い日だったのに

脱ぎたくない気持ち良さ

ああ!日本に生まれてよかった

そんな幸せの中での撮影でした

でも

そこで思い出したのが

以前カメラマンさんから聞いたことのある

レンタル落ちの衣装を安く買える呉服屋さんでした

繊維の街

馬喰町の スギヤマさんに

行くぞと心に誓ったのでした

当日のトラブル

想定外の事もありました

実家の床の間の部屋で撮影しました

実家は昭和3年に出来た純和風の建築で、刀の撮影にはぴったりだ!

…と思い、撮影を開始しました

なかなか順調にすすんでいったのですが撮影も佳境のところで

がやがやと人の声がし始めました…

実家はお医者さんなのですが、

おりしも 看護師の皆さんのランチタイムにかかっていて

歩く音

話し声

笑う声

などを気にしながらの撮影でした

実は途中で人の声がうっすらしてるので、探してみて下さい

刀のはなし


茎(なかご) 刀の柄の中身のところも

実は 分解するのは 拵えを作って以来初めてだったのです

どうしよう

これができないと 撮影そのものがボツになる重要なポイントです

ココが外れないと形にならない!

考えた結果 あの やり方になりました

マスキングテープ Amazonで購入

丁字油      Amazonで購入

刀剣拭紙     Amazonで購入

打ち粉      Amazonで購入

刀枕       Amazonで購入

刀枕は 刀を床に直接置かなくても良いようにする

クッションみたいな物なんですが

それも用意するのを忘れたので

苦肉の策で 刀剣拭紙を畳に敷きました

刀の拵えをしていただいたのは

岐阜は関市  濃州堂

刀を購入させていただいたのは

表参道の 霜剣堂

大変お世話になりました

ここで

刀に出会った時のエピソードについては

後々お話ししますね

刀の手入れをした後に私の中から沸き上がった事


どんなに辛くても

どんなに厳しくても

どんなに報われなくても

自分のためだけじゃなくて

大切なもののために生きて

無駄死にのように見えても

受け継いで行く 大和魂

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の昔より

我が日本(ひのもと)の国に受け継がれている

大和の男のイメージ

受け継ぐ者のいる限り

先人の死は無駄にならない

目覚めよ 

我が日本(ひのもと)のサムライたちよ!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?