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結婚式でのもやもやについて考えてみた

私ごとですが先日結婚式を挙げまして、その時に感じたことや考えたことについて色々書き記して行きたいと思います。
結婚式は儀式的な側面があるので決まったやり方や風習なども多くあり、時にそれが男女平等ではないとか家父長制の名残とか言われたりするのですが
それらを否定したいわけではなくなんとなくもやもやとしたポイントについて一つ一つ考えて私たちなりのやり方をしてみました。

私たちの希望や懸念点についてしっかり向き合い、時には代替案を提案して下さったプランナーさんにはとても感謝しています。

定番の結婚式やスタイルが悪いとは全く思っていなくて、むしろ友人の結婚式などではいつも感動してうるうるとしているくらいなのですが(笑)忘れないうちに書いておきたいと思います。

1.挙式のスタイルについて

挙式のスタイルはキリスト教式だったり神社式だったりありますが、より自由に式の進行を決められる人前式を選びました。
宗教的なものではなくその場にいるゲストが結婚の立会人、証人となるスタイルです。
ベースはキリスト教式になりますがより形式の自由度が高いことと、宗教にとらわれないところが良いなと思いました。

厳かな挙式も憧れますが、友人ゲストにも挙式に参加してもらう予定だったので
みなさんに楽しんでもらえるような工夫という観点でもオリジナルな挙式がいいと考えたのもあります。

2.ベールダウン、バージンロード

一般的なキリスト教式、人前式スタイルの結婚式で行われるベールダウンや新婦入場の際の新婦父のエスコートは行いませんでした。
1番大きな理由は両親が恥ずかしいから出番を極力少なくしてほしいと言ったからなのですが、ベールダウンやバージンロードの意味を考えた結果やめてもいいかなと思いました。

新婦が入場するバージンロードはキリスト教では新婦の今までの人生を意味し、バージンロードの先で新郎とバトンタッチします。
ベールダウンは新婦のベールを新婦の母がセットするもので、母親が手伝う最後の身支度という意味があるそうです。

バージンロードが今までの人生なら父だけでなく家族で歩いてもいいような気がしますし、
身支度を手伝うのが母親でそれをゲストの前でわざわざやらなくても…と思い、ベールダウンはせず、新婦の入場は1人で歩きました。

その代わりではないのですが、ある言い伝えに基づいたブーケセレモニーを行いました。
結婚式のブーケ・ブートニアの元になったお話です。
ゲストにあらかじめブーケになる花を配っておいて、先に入場した新郎が集めます。
その後新婦が入場し、そのブーケを受け取って新郎の胸元にも花をさす…
ストーリー性を持たせることで1人での入場も違和感が少なかったかな?と思います。

ちなみに、両親は初めから最前列でゆっくり式を見ていてくれたのでその点も良かったかなと私は思っています。

3.ドレス・タキシードの色あてクイズ

細かいですが、ドレスの色あてではなくドレスとタキシードの色の組み合わせクイズにしました。
私の2着目ドレスはウェディングと同じ白だったので難易度は元々高いです(笑)
彼の2着目の衣装が私がプレゼントしたスーツでそちらにも注目して欲しかったのもあります。

ドレス・タキシード色あてクイズ

4.ウェルカムスピーチ

通常新郎が行うウェルカムスピーチ。最後の挨拶も含め新婦が挨拶をするシーンがないので、ウェルカムスピーチは2人で行いました。
2人でマイクをシェアしている様子は後から見たら少し面白い感じになっていましたが、場の雰囲気も柔らかくなったような気がします。

5.乾杯

最後の挨拶は新郎の父で新婦側は話す機会がないので、乾杯は新婦父にお願いしました。
あまり家族が乾杯することはないそうですが、最近は親族婚も増えているので違和感はないですよ〜と言っていただきました。

6.ファーストバイト

友人の結婚式では思いっきりカメラを向けるシーンですが、私たちはやりませんでした。
一説によれば、一生食べ物には困らせません+一生美味しいものを食べさせますという意味があるようで男女の役割…と思ってやめちゃいました。

ケーキカットだけしてあっさりと終了しました。


ウェディングケーキ

7.ブーケ・プレゼントプルズ

ブーケトスやブーケプルズといえば、未婚の女性が参加するものというイメージがありますが
あえてプレゼントも当たる形にして未婚既婚問わず、男女問わず参加者を募りました。
嬉しいことにノリの良い友人ばかりで結果的には男女半々ずつくらいの参加者となりました。
司会の方にあえて案内していただくことで自由に参加していい雰囲気を作ることができたと思います。

8.花嫁の手紙

感動のシーンですが、新婦だけが書くことや相手の家族に入るみたいな文面が気になったので
記念品と一緒に手紙は渡すだけにしました。新婦だけでなく新郎も手紙を書きました。
みんなの前では読まないので本当に伝えたいことが書けて良かったと思います。
あとは単純に両親も私も恥ずかしいなという思いも強かったです。

9.引き出物など

可能な限り、苗字ではなく名前の表記にしました。
苗字だと家と家同士の感が強くなる気がして…プランナーさん的には既に婚姻届を出している場合も名前で書くという考え方もあると言っていただきなるほどと思いました。

色々と2人で悩みましたが、ゲストにも楽しんでもらえてかつ納得のできる形にできたかな?と思っています。
今はかなり自由なスタイルも受け入れられるようになっているようで良かったです。

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