雑記(2023.5.29)

5月26日
夜行バスで京都到着。
朝からメシアと人人夏子ちゃんととあるレコーディング。京都の街を案内してもらい、たくさん歩いた。京都は東京に比べて空が高い。空が高いと必然地面も地面たり得るように感じて、アスファルトで舗装された道でも土を感じながら歩けたような気がした。

その後一人で三条六曜社地下店へ。オクノ修さんからふっとCDを貰う。今まで幾度となく六曜社に通ってきたけど、オクノさんから物を貰ったことが初めてだったので舞い上がり珈琲を溢しそうになる。家宝にする。


京都でやることやったあと大阪に移動。街を歩いていたら豊田道倫パイセンとすれ違う。ミラクル。日暮れに人目も憚らず大声あげて再会しちゃった。
そのままいい感じの居酒屋に連れてってもらう。作家のマリヲさんと知り合った。とてもやわらかい関西弁で、彼の作品を読むことが楽しみになった。

西成にて


夜はアメリカ村、メシアと人人のライブへ。はっちゃめちゃに良かった。

しこたま飲んで西成で一泊。あとで聞いたら豊田道倫「the end of tour」の舞台になったホテルだった。風を感じた。

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5月27日
朝、豊田さんマリヲさんと待ち合わせして西成喫茶交差点でモーニング。二日連続で同じ人たちと別のテーブルを囲む嬉しさ。日暮れは日暮れの話、朝は朝の話を。ご馳走になる。

レーズン食パン、ゆで卵、黒豆、珈琲がワンプレートに乗った素敵モーニング。西成は意外とかわいいものが多い。


二人と別れて広島へ。駅の売店でむさしのむすびを買い川沿いで食う。美味い。いい時間になってからレンタサイクルでミカカカフェまで。旅の一番の目的、淡々花拍子さんのワンマン。店に足を踏み入れた瞬間、ミカカさんがなんでお前来とんねんて感じで笑ってくれて嬉しかった。

観れば感動するとわかっているライブを距離や金を理由に諦めたくなくて、無理矢理観に行った。場所、人、音楽、全てが奇跡的に噛み合った空間。素晴らしいライブだった。オープニングアクトのベンちゃんも変わらず最高だった。来て良かった。本当に来て良かった。

ライブ終わりにせっかく来たんだから歌ってくれと2曲だけ。酔っ払いすぎて歌詞もコードもぶっ飛ばしたけど幸せな時間だった。

Fコードを押さえる水野ねじ
淡々花拍子さんとベンちゃん


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犬が死んでから毎日もういつ死んでも悔いないわ〜と思っていたけど、夜中、淡々さんの家のベランダでタバコを吸っていたらふと今は死にたくないなと思った。感動するためだけに生きている。今はそんな気がする。広島はもう紫陽花が咲いていた。好きな花なんだよ。

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