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神々の山嶺 感想 名前のない衝動に駆られて

神々の山嶺見た。よく眠れた。
マロリーのカメラがとっかかりになってるが、ほとんど話に関係が無い。予告編でもミステリーが〜とか言ってるが、マジで全然関係ない。
マロリーが登頂していようがいまいが、それは単なる事実であって、マロリーを理解する事は出来ないし、お前には関係がない。

序盤の滑落シーンが怖すぎてほとんどホラー。命掛けてまでなんで、しかもより過酷な条件で山に登るのか?てっぺんの先にもまたてっぺんがあって、どんな高山も通過点でしか無い。その荒業の先に神々に至る道があるのかもしれない。
と言いつつも、作中で「意味なんかない」とも言ってるし、生物の根源的拡散欲求、熱力学第二法則に従っているだけかもしれない。

背景は身震いするほど綺麗。音響も凝ってて、大塚明夫ボイスが背後から聞こえた時は振り返りそうになった。

万全の態勢で挑んだらまた違った見方になったかもしれんが、映画館でウトウトするのはまた格別の贅沢というもの。

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