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映画、漫画、アニメ、とにかく一言書きたくなった作品を妄想を大きく羽ばたかせて徒然なるままに感想を書いたものです。
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#日記

シン・エヴァンゲリオン劇場版、観覧感想、考察

騙して悪いが、シン・エヴァンゲリオンは考察は必要ない。次々明かされる真実で長年の疑問はほぼ全て解けた。要るとしたら解説だけ。解説ならパンフレットを買おう。普通、人気の劇場版だと売り切れが当たり前だが、めちゃくちゃ刷ってるみたいで余裕で買えた。 本作を一言で表すなら「大人の」エヴァンゲリオン。これはあらゆる意味を内包する。全ての子供達に→全ての大人達に(TVシリーズからの経過を考えるとね、みんなもう大人になっちゃったね・・・) 当然、従来のエヴァの魅力は本作でも健在である。

シドニアの騎士 あいつむぐほし 感想

弐瓶勉版R-TYPEことシドニアの騎士の劇場版、あいつむぐほし見てきた。 全体的には面白かった。使い古されたコテコテの演出が多く、あこれはゲッター、これはベイマックス、攻殻・・・といろんなオマージュがちりばめられている。そもそもR-TYPEだしw それが嫌らしくなくきれいにまとめてあって、正しく「男の子ってこういうのが好きなんでしょ?」の連続し、むしろ感心させられた。 槍での近接戦でしか決着がつけれれなかった対ガウナ戦だったが、「ガウナ本体貫通弾」というゲームチェンジャー

トワイライトQ「迷宮物件」これたぶん監督の実体験

アマプラで一話110円という安さもあって、押井守のトワイライトQを見ていたが、二話目の迷宮物件がとにかく凄かった。昭和末期の猥雑な街並み、バブル期のギラギラの残り火、独り言とも演説とも取れる妙に熱っぽい独白・・・。サムネに借りてきた画像の画作りからしてヤバいのが伝わるよね。 全く依頼がなく、干上がる寸前の探偵に舞い込んだ久しぶりの仕事は全く奇妙な依頼だった。怪しげなアパートに住まう親子を調べる、それも開発が途中で放棄された埋め立て地の、管理人も大家も逃げているのになぜか水道

三池監督作品「殺し屋1」感想 Killer7との関連性(Killer7の重大なネタバレあり)

バイオレンス映画の代名詞、三池崇史監督のヤバイ映画「殺し屋1」を見た。 イチは普段はパッとしない、堅気の仕事もロクすっぽできない、すぐに泣く、気弱そうな青年だが、ひとたび暗殺の仕事となると泣きながらヤクザ軍団を踵落としで惨殺!一瞬にして血の池地獄に変える。 新宿ヤクザの若頭、垣原が親分を殺った犯人を情報収集と拷問で探し回るという形式で進む。当然殺したのはイチを始めとする殺し屋を指揮するジジイのはぐれ者集団で、ヤクザさんチームと殺し屋さんチームがぶつかり合うのだ。この垣原が