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学び

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#展覧会

死の影や不在を感じさせるボルタンスキー展

9月2日までのボルタンスキー展に滑り込んできた。(会期終了間際に「うわ!もう終わる!」って慌てるクセをなんとかしたい。始まった時には覚えてるのになぁ…反省) でも、空いてる夜の時間を狙ったのがよかったのか、混雑はそれほどでもなかった。 作品のタイトルやキャプションは全く置いてなくって、会場で配られるタブロイド新聞を手に、作品を鑑賞していくスタイル。 まず最初の「咳する男」の映像作品で、こっちまで苦しくなる……かぶりものをした男が、ただただ咳き込み、血を吐くという……ボル

将軍のヘタウマな絵「へそまがり日本美術」展

へそまがり日本美術。終わってしまう前に滑り込んできました(5月12日まで!)。 いやーとってもよかった。かなり展示替えがあったみたいだから、前期も行きたかったなぁ。 簡単に言うと、「へそまがりな感性」から日本美術を見返そう!という展示です。 <みどころ1> 日本初!「へそまがり」で美術史を俯瞰する展覧会。 中世の水墨画から現代のヘタウマ漫画まで、日本人の「へそまがりな感性」が生んだ絵画の数々を展望する初めての展覧会です。 <みどころ2> 破壊力のある作品が勢ぞろい!「お

写真の力と世界のリアル 報道写真展2018

滑り込みセーフ!で8月5日までの世界報道写真展2018に行ってきた。 大阪に異動になってからは毎年見られていて(地方勤務の時はなかなか見に行けなかった…やっぱり都会は展覧会が充実していて本当にうらやましい)、最初の頃は「おぉ…こんな瞬間を切り取っていて…写真の力ってすごい…!」とただただ思っていたんだけど、 なんだか今年は例年にもまして、苦しい写真がより苦しく感じてしまった。 大賞は、ロナルド・シュミットさんの写真。ベネズエラで、ニコラス・マドゥロ大統領へ