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『パワハラっていわないで!』〜社会人3年目の体当たり新人研修日記〜 #あとがき

note #創作大賞2024
#ビジネス部門 参加作

【前回はこちらから】

というわけで、全五回の連載に
お付き合いいただきましてありがとうございました。

プライバシーの問題とか色々書きすぎると身元が知れてしまうこともあって、なかなかどこまで踏み込んだらいいか分かりませんでしたが、今の社会人・新人教育のリアルをどうしても伝えたくて、結構な勇気を出して今回このシリーズを書きました。

なので、このシリーズを応援してくださる皆さんのスキやシェアの一つ一つが本当に嬉しかったですし、自分の小さな戦いがちょっとだけ報われていったような気になっています。

というのも、実はこの新人研修が終わった後、私はストレスで帯状疱疹を発症していました。幸い、皮膚科に行って薬をもらいすぐ治ったんですけどね。まあとにかく誰かを叱責したり、檄を飛ばしたりそういうことをしてきた人生じゃなかっただけに新人教育って相当な負担だったんだなと。自分でも自覚してないぐらい追い込まれてました。


正直、何というか。
僕らより上の世代の人には、今の若い人に対して変な遠慮をしないでほしいとは思ってるんです。心の中で。

最近でこそやっと飲みに連れてってもらえたり、プライベートでの繋がりがちょっとだけ持てるようになったんですけど、正直「誘っていいか分からない」とか「自分からは言い出せない」っていう遠慮しがちな声ばかりが人生の先輩たちからは聞こえてきていて。

それもこれも全部「ハラスメント」が
元凶になっているんでしょうけど。

自分がされて嫌なことを嫌だと言うのは大事だけど、「ハラスメント」っていう正義の鉄槌が出来ちゃったことによって簡単に人を拒絶できるようになったり、嫌なことを遠ざけられるようになってしまって。いいこともあるんでしょうけど、それによって起こる弊害もあるとは思うんです。

今回みたいに、真剣に相手のことを思って指導をしていても一歩踏み込めばハラスメントと言われてしまうかも知れない。そんなあやふやで危ない時代に、自分の身ひとつ晒して人間とぶつかり合うのはリスクしかない。

それでも、僕は今回の講師役をやって良かったと心から思います。なぜなら、彼らが一人前になってくれることに何よりの喜びを感じることができたから。つまり、真剣な苦しみや悩みや迷いが凄く報われたから。

・・・ダメだな、綺麗にまとめるのは苦手で。
これ以上ダラダラ喋るのはよして、
次のことに取り掛かろうと思います。


これで創作大賞が取れれば間違いなく御の字なんですが、それよりもこの私の経験が、将来誰かの目に留まって、仕事に悩んだり道を迷ったりしている人の背中を押すようになってくれれば、それ以上幸せなことはないです。

記事の締め切りは本日までですが、PV数などの集計は7月末まで続くそうです。あともう少し、大賞獲得に向けて頑張りたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。次は小説で勝負したいな。

ではまた、このnoteでお会いしましょう。



ー完ー