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エッセイ

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瑞野が日々感じたことをそこはかとなく書きつくろうエッセイ×日記÷2な作品たちです。食べ物エッセイが特におすすめです。
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2022年3月の記事一覧

カフェ飯、野郎の胃袋には足りない問題

バイト先の友人たちと、 梅を見に奈良まで行ってきました。 いやね、本来なら花見をやりたかったんです。でも桜のシーズンにはまだまだ早いし、4月に私らが就職してしまうとスケジュール合わせも大変になるので、とりあえず「何か見に行こう」ということで女子:男子の2:2で行ってきました。なかなか無理やりな計画でしたが、想像以上に綺麗に梅が咲いていてビックリ。春の奈良を大満喫してきました。 ただ、今日の本題はそこではないのです。 奈良にお昼過ぎに着いてまずご飯を食べようという話になっ

チクショー。花粉のバカヤロー。ブルーライトのバカヤロー。

最近、私は目薬が手放せない。 朝起きるととにかく目が乾いている。目ヤニもひどくて、目がまともに開けられない。おまけに目が猛烈にかゆくなる。昼間は特にそう。パソコンで記事を書いているときなんかヤバイし、外を歩いていると目がかゆすぎて立ち止まってスッキリさせないとダメなぐらい。 冬の間はまったくそんな気配などつゆほども感じさせず、ちょっと長時間パソコンで作業をすると目がしんどいな~っていうぐらいの症状だった。なのに、春先になった途端目が猛烈にかゆくなっちまた。これはもう、ドラ

ブックオフで中古のMr.ChildrenのCDを250円で買い集めていたあの頃を想う

コロナ禍に入ってから、家の断捨離を急速に進めた。 ニトリで買ったカラーボックスを手放し、収納スペース自体を削減して、集めていた本や服をどんどん処分した。しかし、Mr.ChildrenのCD、その中でもとりわけ自分がおこづかいを貯めて買ったCDは、名残惜しくてなかなか手放すことができずにいる。サブスクで聴けるのだから手元になくったっていいんだけど、それはそれで味気なくて。 いつでも僕らの前には数千万曲が収納された「スマートフォン」という名のCDラックがあって、そこからちょち

さよなら芸大。もっともっと、この場所に居たかったよ。

こんにちは。 現役芸大生でなくなった、瑞野蒼人です。 昨日、大阪芸術大学の卒業式が執り行われ、私も無事に卒業証書(学位)を受け取ってまいりました。コロナ禍での2回目の卒業式になりましたが、今年は感染対策を万全にしつつ、収容制限などは緩和されてだいぶ以前のような様式に戻して開催することができました。 私も式典の中で、成績最優秀である「総代」と並ぶ今年の学科の代表「学長賞受賞者」として名前を呼んでいただきました。大きな賞状を受け取り、記念品を受け取り、卒業証書を受け取り。とり

極寒の仙台で生牡蠣に目覚めた私。

大学生活最後の夜。 私はいま、国道沿いのガストにいる。 終わりゆくモラトリアムに想いを馳せている・・・ような時間はなかった。来週に締め切りが迫った文芸作品のコンテストに作品を出品するために、私はわき目もふらずに猛チャージをかけている。3月31日は数多くの文学賞が締め切りを迎える。たぶん私と同じように、追い込みをかける人がたくさんいるはずだ。閉店まで残り30分。どこまで書けるかわからないが、とりあえずゴリゴリ書き進めていく。 気合いを入れるために何か美味しいものを食べようと

【感謝感激】ついにきょう、累計PV数が10万回を突破しました!!

私は毎朝起きたら、すぐにnoteのダッシュボードを確認します。寝ている間にどんな人が反応をくれたか、コメントは来ていないか、夜に更新した記事が5ちゃんねるとかで炎上していないか(しねぇだろこんな小粒クリエイターの記事が)とかをチェックするために。 そしたら今朝ですよ。 ついにその時が来たんです。 \ 来るか?ついに来るのか? / \ キターーーーーー!!!! / ついに、瑞野蒼人がこれまで公開してきた記事の累計PV数が10万回を突破いたしました!!すげーーーーー!!!

”受験”って一体なんなのさ。

あっという間に、大学の卒業式まで一週間を切ってしまった。私の大阪芸大での生活も、もうまもなくピリオドを打つ。今回は私の大学受験の時のことをちょっとだけ振り返ってみようと思う。 お世辞にも、私は頭がいい方ではない。特に理数系が苦手で、学校の定期テストや県の学力テストでは数学や理科がかなり足を引っ張っていた。比較的マシな国語や大得意の社会でどうにか稼ぎ出していたものの、科目ごとの知識量にはかなりの差が出ていた。 なので、全ての教科をまんべんなく求められる 大学受験も人並み以上

いちごはデカけりゃいいってもんじゃないと思うのよ。

毎日のように買い物に行く、近所のスーパー。この季節は入口はいってすぐのところに、全国各地で採れるいちごが並んでいることが多い。 例えば「あまおう」とか「とよのか」とか、聞き馴染みのある銘柄が毎日ずらりと陳列されている。時々、実家の佐賀県で生まれた新品種「いちごさん」も入荷していたりする。やっぱりいちごとかフルーツは華があるし、見た目も最高に美味しそうだし、私もついつい心惹かれてしまう。 しかし、その様を見て僕は思うのだ。 なんか最近のいちご、どれもバカでかくね? えっ、

生まれてこの方一度も『合コン』とやらに行ったことがない。

昨日の記事も、実は酒をちびちび飲みながら書いていた。酒を入れているときはいつもよりも二倍ぐらいの速さでタイピングができるから、気分良く記事を書けるのだ。あらかた記事を書き終えて、おつまみのサラミを一口頬張ってた時、私はふと思った。 そういえば俺、大学生活で一回も合コンらしきものに参加したことがねぇなと。 パーティーはある。サークル内での飲み会もある。友達の家で飲んだこともあるし、何なら家に招いたことだってある。でもそれらは合コンとは言えない。男女が同数で集まってテーブルを

悲しい時、お酒に逃げちゃダメだよ。

どうも。酒癖はいい方。瑞野蒼人です。 最近はもっぱらビールより焼酎を呑んでる瑞野。 ちょうど先日も、呑んでた焼酎のボトルが無くなったので、新しいお酒を買った。その日はたまたま初めて自分の記事が「今日の注目記事」にレコメンドされた日だったので、これは祝杯を挙げねば!と近所のスーパーでいつもよりいい焼酎を買って、うきうきで家に帰ってきた。 大体いつも家では「いいちこ」シリーズを呑んでいて、今回はそのいいちこの中の上位商品を買ってみた。ちなみに買ったのはこれ。 いつも飲み方は

大阪日本橋で心の底から楽しそうに働く店員さんを見た話。

新生活に向けて色々なものを買いそろえている私ですが、最近「見ていて気持ちのいい店員さん」に出会う機会が増えてきました。 皆さんが思う「気持ちのいい店員さん」の基準って何ですか?笑顔の爽やかさ?説明の上手さ?レジ打ちの丁寧さ?たぶん千差万別様々なところを見てるでしょうね。かくいう私も店員さんの動作はすごく見ちゃうタイプです。気持ちのいい店員さんだったら後味もいいけど、だるそうな人だったら「あ~買い物してちょっと損したな」ってマイナスな気持ちになっちゃう。 そしてここから話は

もう納豆なしでは生きていけねぇ

以前にんにくハンバーグの回でも話しましたけど、どうして人間はこうも臭い食べ物に魅せられてしまうんでしょうかね?みんなくっせーくっせーって言いながらパクパク食べるじゃないですか。極論シュールストレミング(世界で一番臭いでお馴染みの缶詰)だって不評なら作らなきゃいいのに。でも今でも販売されているってことは、あのくっさい食べ物を求めている人が一定数いるってことなんですから驚きです。 というわけで今回は、以前お話できなかった 「納豆」にフォーカスして一本お送りします。 日本一好き

鬱陶しいほどに希望を語りたい。

久々に心の奥底から 『これは傑作だ!!』と思えるいい詩が書けた。 きょうの朝。起きてカーテンを開けて、気持ちいい快晴の空を見たときふっと「希望の色」という言葉が浮かんできて、寝起きのままパソコンを開いた。そのまま流れるようにしたためる。出来上がった詩は、今までの物書き生活の中で書いてきたいくつかの詩の中でも断トツに良いものだった。 最近、あの日の映像を見るのがしんどくなってきた。 今日も色々なテレビ局が追悼特番で発災当時の映像を流していたけど、ぼーっと見ているだけで目頭

吾輩は大学4年生。4万5000円のソファを買う勇気はまだない。

突然ですが、みなさん。 無印良品で買い物されたことはありますか? 私は家具とか雑貨をトータルで扱ってるお店が大好きで、ニトリとかイケアとかによくフラッと買い物に行ったりしていて、その中でも最近特にお気に入りなのが無印良品です。食品から生活雑貨、衣類、家具までトータルで売っていてしかもお店を歩いているだけで楽しい。あれこれ見ているうちについつい長居してしまうんですよね~。あの無印良品のお店から醸し出される不思議なエンターテイメント感は何なんでしょうか。 話はそこから一気に急