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(頭の)悪い奴ほどよく眠る

写真ですが、本年一月の六日、七尾市の和倉手前で止まってしまった特急列車。
写真ってのはこういうのを後世に残すのも役目だろうよ。
一応、元報道カメラマンだったんだ。写真は歴史を残すモンなんだ。
最近の報道機関はどうもそんな風に見えねぇが。

本題だが、飯を食うと血糖値が上がって眠くなるのは周知のことで。
デザイナーやクリエイターは行き詰まると飯を食ったりする。すると眠くなるんだ。九時五時で働く訳ではないので、ぶっちゃけてしまえばいつ飯でいつ休憩しても構わないと言われている会社なのだ。
髪色自由、フレックス、服装自由エトセトラ。
基本的に「納期、期日、デッドラインに間に合えばいい」とだけ言われる。

もちろん手直しやら、リテイクが必要になる場合もあるので、期日4日前くらいには納品したいところだが。

タイトル?特に意味はない(オカリン風)
オカリンを知らない方々はシュタインズゲートを履修してくれ。
泣けるぞ。

閑話休題。

俺氏はフォトグラファーとして雇用されている。
その機材の話をしようか。
カメラマンぽいだろ?w

実は結構古いカメラを今もメインにしていたりする。これには理由があって、主に撮っている被写体の都合から、あまりに高画質だと都合のよくないモノまで写り込んでしまう事が多々ある。故にAPS-Cのカメラで、1200万画素程度のカメラを使っている。
おかげで編集は早いし、データは軽いし、アラは写らないし。
高画質、高感度が全てって訳ではない。
そんな俺氏、メインで使っているのが
「NikonD300」
である。縦位置グリップ付きを一台、そのままでサブに一台の二台を使っている。十…何年前のカメラだっけ?
もう20年近く前のカメラだ。令和の世でも現役だ。老骨に鞭打って…
メインもサブも同じカメラ。仕事がしやすい。多分、みんなメインは二台持ちだと思われる。


そして珍しく、今もフイルムを使うと別の記事に書いたのだが。
今もお師匠から譲り受けた
「Nikon F2フォトミック」
を使っている。1976年だか1978年の結構末期の個体だそうだ。お師匠が使った後、俺氏が譲り受けたのでワンオーナー品ってことだ。
某報道機関でお師匠が使ってた「報道のNikon」を象徴するカメラと言えると思う。ロッキード事件の取材とか行ってたんだろうか。宮城県沖地震の特派かな?
現場に持って行くと、お師匠がいてくれてる気がしている。お守りだな。ちなみにプロストラップをつけている。これもお師匠が使ってたモノで、お師匠はNikon F3Pにつけていた。ちなみにF3Pは退職時も現役だったので貰えなかったw
今も欲しいw

で、F2をプライベート用に引退させようとしてTwitterのフォロワーさんから購入したのが
「PENTAX Program A」
である。正直、カメラが仕事し過ぎるんだ、コイツが。モータードライブが快調で、ワンカット3枚撮りとか出来て重宝する。絞り自動だから少し横着したくなるw
まだゴリゴリ使った訳ではなく、なんとも言えないが、今のところF2の後継たり得ると思える。個人的には結構好きなカメラであるように思うんだ。

で、結構真面目に使ってるのが
「instax mini Evo」
世にいうチェキだ。これが結構ウケる。被写体になる人は主に一眼レフとか中判を向けられる事に慣れているので、チェキを向けると思いがけなく柔らかい表情になってくれたりもする。
「そんなカメラ向けられた事ないよ」
と言いながら自然に笑ってくれるのだ。あと観光地で写真を頼まれた中国人夫妻に渡されたスマホで撮った後、チェキで撮ってあげたら異常に喜ばれた。「素晴らしい旅行の思い出です」と。実はコレもTwitterのフォロワーさんから譲り受けたモノだ。

そして、なんのアレもないが、夢と憧れだけで買ったのが
「Nikon S2 Black Paint」
である。メガネの俺にはレンジファインダーは使いにくい。そして七十年前のカメラである。もう、どう見ても骨董品である。「最早、戦後ではない」くらいの頃である。神武景気、日本が元気だった時のカメラってね。
平成の中頃くらい、就職したばかりの俺は東京の某中古カメラ屋で
Nikon S3オリンピックモデル
の新品を見たんだ。それからというものの、Nikon Sシリーズのブラックに対する憧れをずっと持っていた。その間、ライカのM3だのM5だのMPだのと手にしたが、手放してしまった。いいカメラで、憧れられるのもわかる。ズミクロンの描写は圧倒的だった。M3のファインダーも凄い。
でもね、俺の趣味じゃなかったんだ。
で、少し前にS2のブラックに出会った。買ってしまった。買える金額で、状態も上等。二重像も完璧。シャッターの粘りもなし。
半月取り置きをお願いして、決意。貯金は使い果たした。
十数年越しの本懐を遂げた。
コイツの前の持ち主は知らない。聞いてもいない。何撮ってきたんだろう。
今、常に首にかけている。よろしい。本懐である。
ちなみにコレは二代目のお守り…支えになるところであるw
次は俺の夢と憧れに「支えて」もらおうと思う。


どう考えても令和の商業カメラマンの機材ではない。
でもね、コレで食ってんだ。

I am Photographer‼︎
I am Pres‼︎

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