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作ることを楽しみ、同じくらい苦しめ(火星おとめ座期:2021/7/30~9/15)

課題を一つに絞って取り組め。

この記事の趣旨は以上です。超絶わかりやすいですね。
とはいえ、これだけではなぜ課題に取り組もうなんて言い出したのかわからないので(普段から取り組んでいるが?という人も多そうですし)、少し補足してみようと思います。

2021年7月30日から9月15日にかけて、火星はおとめ座を通過します。
おとめ座というのは「イメージを具体的な表現に落とし込む」星座で、つまり創作の「現場」を司る星座です。「原稿」「作業」といった、創作活動の大部分を占めている星座でもありますね。
なるほど原稿やるか~!と思った方は、やる気のある内にブラウザを閉じてください。ちなみに、この記事を書いている私も今すぐにnoteの編集画面を閉じて、別の作業に戻りたいです。やる気のない方は記事を読んでサボるのもありかもしれません……。

ちなみに、おとめ座生まれの人限定の記事ではなくて、創作をやっている人全般に向けた内容です。


そもそも火星ってなに?

占星術的にものすごくざっくりと言うと、火星は生き残るための武器です。本能をあおり、命を燃やす着火剤です。目の前の環境を切り拓き、自分自身を切り裂く刃です。持て余しているとくすぶり、押し入れにしまい込んでいると生き血を求め、すべてを破壊し尽くすこともあります。

火星をちゃんと使ってあげることで、より強い作品をつくり、よりぶっ刺さる発表ができるようになったりします。研ぎ澄まされた火星でヌッ……と急所を突くことにより、静かに美しく受け手の息の根を止めることもできるでしょう。性癖でぶん殴らなくても読者は死ぬ。
なので、「火星を活用することで、伝説の創作マンになろう!」がこの記事の目的になります。

制作過程を全力で楽しみ、全力で苦しむ

火星は1.5~2年間かけて太陽の周りを公転します。

いわゆる12星座は黄道(太陽の通り道)上の位置を表していて、おひつじ座から始まりうお座で終わります。

今回、おひつじ座を起点として火星が太陽の周りを一周する期間は、「2020年6月28日~2022年5月25日」です。
火星がおひつじ座にいた2020年6月28日~2021年1月7日の間に始めた・始めようかな~と思ったものごとを発展させて(よくわからない方向にぶっ飛んでいくこともあります)、火星がやぎ座に入る2022年1月24日~3月6日あたりになにかしらの結果や成果物として着地させたいです。
それ以降は、今までの振り返りや、次はどうしようかなぁ……と夢想する時期になります。

……という話を聞いて、「今考えている作品(たち)を年明けごろに完成させるためには、そろそろ実作に入らないと」というイメージ(あるいは具体的な計画)が浮かんだ方もいるのではないでしょうか。この時点で記事を閉じて、原稿に手をつけるのもおすすめです。実際に手を動かして、「ああでもない」「こうでもない」「なんか違う」「気付いたらツイッター開いてた」と思い悩んでいきましょう。それがおとめ座です。

火星がおとめ座を運行する期間は、2021年7月30日~9月15日です。

創作の現場では、自分の「技術力」と徹底的に向き合うことになります。表現したいものを描くための知識が足りなかったり、知識があっても使いこなすことができなかったり……。
つらい一方で、知識を増やすことで表現の幅が広がったり、ピンポイントで練習をすることで表現の精度が向上したりと、ささやかな喜びを積み重ねていける領域でもあります。
つまり、おとめ座は創作活動の一番苦しいところで、一番楽しいところであるとも言えるでしょう。言えるかな。言いたいな。


たった一つの課題を設定する

火星おとめ座期を全力で楽しみ、全力で苦しみ、たしかな成長を実感するためには、具体的な課題を「一つだけ」設定するのがおすすめです。
なぜ一つだけかというと、火星おとめ座期は一ヶ月半しかないからです。課題が多すぎるとなに一つ達成できず、自信と創作意欲を失ってしまう恐れがあります。

また、一ヶ月くらいでどうにかなりそうな課題を選ぶようにしたいです。(一ヶ月"半"ではないのは、半月くらい調整用のための余裕がほしいからです)
たとえば、「絵がうまくなる」だと漠然としすぎていて、なおかつ一ヶ月でどうにかしようもないですが、「手の作画をよくする」とか「等身を安定させる」あたりなら一ヶ月でどうにかなるのではないかな~と思います。(元々どの程度表現できるのか、どれくらい時間がとれるかによって、課題の難易度を変える必要があるので、あんまり参考にならない気もしますが……)

火星しし座期に全力で暴れて爆死した人は、死因を自分なりに分析して、課題を洗い出してみましょう。実際に爆死したおかげで、「これをどうにかしたら確かに質が上がる」という課題が出てくるはずです。あなたの死を無駄にしてはいけない。
ちなみに、いろんな課題が出てきて全部テコ入れしたくなるかもしれませんが、それでも「まずはこれだけはできるようになりたい」という一点にしぼるのがおすすめです。


コンディションを整えるなら今のうち

「苦しめ!苦しめ!」とあおってしまいましたが、創作をしないで苦しむのも選択肢の一つです。
すでに疲れがたまっていたり、体調がすぐれなかったり、なにかしらの成果物を出した直後でクールダウンが必要だったりする場合は、「コンディションを整えること」が課題になります。体調を整えることで頭と身体のはたらきがよくなるだけでも、今までできなかったことが急にできるようになったりしますし……。
「なにも産み出せていない……」とつらくなりすぎる場合は、生活空間や作業場を整理整頓したり、睡眠・食事・運動を通して生活を整えることに集中するのもおすすめです。安定した土台あっての成長ですので。

いずれにせよ、9/15に火星がてんびん座に入ったら、来年の春あたりまで創作がノンストップな流れになります。今のうちに技術面のテコ入れをするなり、体調を整えるなりして、大暴れする準備をしておきましょう。

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