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たまには承認欲求を爆発させよう(火星みずがめ座期:2022/3/6~2022/4/15)

制作物を世に放て。

この記事の趣旨は以上です。今すぐにブラウザを閉じて、制作物の発表なり提出なりに必要な作業へと移りましょう。
「制作物? そんなものないが……」という人は、原稿の続きをやるなり、作りたいものに関連したものごとに手を出してみるなり、ネタ探しのためにネットサーフィンをしてみるなりしてみてください。

2022年3月6日から4月15日にかけて、火星はみずがめ座を通過します。
みずがめ座は「シェアする」星座です。自分の持っているもの(成果物なり情報なり経験なり)を他人に見せたり聞かせたり手渡したりして、なんらかの反応を引き出すことが、みずがめ座の季節では求められます。
そして、他者からの反応をもとに自己評価を補正したり、創作活動の方向性ややり方を変えてみたりすると、すこやかかつ合理的に創作活動を続けていくことができる……はず……です!!!!!

ちなみに、みずがめ座生まれの人限定ではなくて、創作をやっている人全般に向けた内容です。

そもそも火星ってなに?

占星術的にものすごくざっくりと言うと、火星は生き残るための武器です。本能をあおり、命を燃やす着火剤です。目の前の環境を切り拓き、自分自身を切り裂く刃です。持て余しているとくすぶり、押し入れにしまい込んでいると生き血を求め、すべてを破壊し尽くすこともあります。

火星をちゃんと使ってあげることで、外野の無責任な声や己の承認欲求に負けない、鋼の心を持つことができます。
評価というものから完全に逃れることの難しい創作活動を、心折れずに続けていく上で必須の要素でしょう。
したがって、「火星を活用することで、いつでもどこでも暴れられる創作マンになろう!」がこの記事の目的になります。

自己評価から離れる

火星は1.5~2年間かけて太陽の周りを公転します。

いわゆる12星座は黄道(太陽の通り道)上の位置を表していて、おひつじ座から始まりうお座で終わります。

今回、おひつじ座を起点として火星が太陽の周りを一周する期間は、「2020年6月28日~2022年5月25日」です。
火星がおひつじ座にいた2020年6月28日~2021年1月7日の間に始めた・始めようかな~と思ったものごとを発展させて(よくわからない方向にぶっ飛んでいくこともあります)、火星がやぎ座に滞在した2022年1月24日~3月6日ごろに結果や成果物として着地させられていると、占星術的にとてもいい感じです。
それ以降、火星がみずがめ座やうお座にいる期間は、今までの過程を振り返ったり、次はどうしようかなぁ……と夢想したりする時期になります。

火星がみずがめ座を運行する期間は、2022年3月6日~4月15日です。

この期間に、いったん成果物を第三者に見せられる形に整え、えいやと発表したり、提出したりしましょう。
このとき、“身内”の外側にいる人々に届くように、あるいは伝わるよう意識することが、みずがめ座の火星を全力で体験し、最強の創作マンになるためのポイントとなります。
発表のためにキャプションを書いたり、いい感じのハッシュタグをつけたり、写真を加工したり、宣材を作ったり……いろいろと工夫するうちに、自分の制作物の価値や魅力を再確認できるかもしれません。

火星がみずがめ座にいるあいだは、他者の反応を通して、自分の持っているものの価値をはかる時期になります。つまり「他者からの評価」に意識を向ける時期なので、いろんな意味で「自分ってこんなもんなのか」と向き合うことになります。
反応があってもなくても、おもしろくなかったりつらくなったりする側面もたしかにあります。みずがめ座っぽい「他者からの反応を求めること」なんて、常時やるものではないとも言えます。SNSで他人と繋がりっぱなしの世界なんて滅んじまえってわけですよ。

ただ、自分に対する過大評価も過小評価も身を滅ぼすことに繋がりかねないので、火星みずがめ座期でいったん自己評価から離れておきたいです。あと、たまには承認欲求を爆発させないと、それはそれで身体に悪かったりします。

反応の受け止め方

他者からの反応を得て、それが想定どおりだったり、期待どおりだったりしたら、「うまいこと成果物の価値や魅力を伝えることができたんだな~」と認めましょう。

一方、反応がなかったり、芳しくなかったりしても、「成果物そのもの、あるいは自分自身に価値がないのが原因」と考えるのは早計です。ちょっとした設計ミスで制作物そのものの良さが伝わりづらくなってしまっていたり、制作物そのものはよくても発表の仕方がぱっとしなかったり……。
また、「受け手が少ない・忙しい・反応する習慣がない」等、作り手にはどうにもならない要因も少なくないです。
このへんを細かく掘り下げようとすると、あまりにもケースバイケースなので割愛します。「いやそこが一番知りたいんだが?」と感じる方も少なくないとは思いますが……。

反応が得られない場合、分析のためのデータを集めづらいのが痛いところです。このへんはお金を払ってどうにかするのが手っ取り早いのではないでしょうか。
これ、参考作品をお送りいただいた上であれこれお話ししている占い師が言うと、なかなかやらしい感じがしますね……。

もしクソみたいな反応がきたら、自分のなかで存在を抹消してしまいましょう。生身の人間が生み出しているものだからこそ、役に立たない反応も混ざってしまうのです。他者を評価するとき、他者もまたこちらを評価しているのです。
ちなみに、社会的に抹消する価値があるかというと、いろんな意味でたぶんないので、サクッと削除して記憶を風化させていきたいです。
とはいえ「忘れよう」と自分に言い聞かせることは怒りや悲しみを抑圧することにつながり兼ねないため、だれにも見られないところで呪詛を吐くのもありです。みずがめ座的からは程遠い考え方ではあるのですが、健康に生きるためには多少の陰湿さも必要でしょう。

すべてを終わらせるために

いろいろとそれっぽい(感じになっていたらいいな)ことを書き散らしてみましたが、結局のところ、「成果物を発表なり投稿することで、後戻りできなくすること」が一番大事なのかもしれません。
成果物を「それ以上手を入れることができなくなる状態」あるいは「もうこれ以上いじらなくてもいい状態」にもっていくことで、ようやく制作を終わらせることができるのです。

さて、制作を終わらせるとどうなるのでしょうか。次の制作が始まります。
この「終わらせた後、始まる前」が、4/14からの火星うお座期になります。

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