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とりあえずでいいから完成させろ(火星やぎ座期:2022/1/24~2022/3/6)

手元にある制作物を完成させろ。

この記事の趣旨は以上です。今すぐにブラウザを閉じて、作業に戻りましょう。今回ばかりは他に言うことがないですね……。
「完成させる」という言葉に萎縮してしまう場合は、「とりあえず完成させる」を目標に設定するのもおすすめです。どのみち完成させないと話は始まらないし、終らせることもできないわけです。

2022年1月24日から3月6日にかけて、火星はやぎ座を通過します。
やぎ座は「収穫する」星座です。今の自分にできる範囲内で具体的な結果を出すことが、やぎ座の季節では求められます。ちなみに、「なんとか形にしたけれど上手くいかなかった」「ここまでしかできなかった(ここまではできた)」も結果です。

結果、成果、達成、結論、締切……。このあたりの言葉を意識するタイミングなのですが、逃げ場のなさに身構えてしまう人も少なくないのではないでしょうか。実際、逃げるわけにはいきません。
今までのがんばりが具体的な形になると同時に、サボったり逃げてきたりしたツケが回る時期でもあります。私の目の前にも一年分の領収書の山(半分以上異物)があります。たすけて。
ちなみに、「ここ、手を抜いても意外とバレないな……」という点が見えてくるのもやぎ座です。火星がやぎ座にいるあいだに結果という形で現状を可視化することで、最小限の努力で最大限の結果を得られるようになるんです。

ちなみに、やぎ座生まれの人限定ではなくて、創作をやっている人全般に向けた内容です。

そもそも火星ってなに?

占星術的にものすごくざっくりと言うと、火星は生き残るための武器です。本能をあおり、命を燃やす着火剤です。目の前の環境を切り拓き、自分自身を切り裂く刃です。持て余しているとくすぶり、押し入れにしまい込んでいると生き血を求め、すべてを破壊し尽くすこともあります。

火星をちゃんと使ってあげることで、合理的にものごとをブンブンぶん回せるようになります。そう、ぶん回されるのではなく、ぶん回す立場になれるんです。
創作活動は他の業務や生活との兼ね合いも大事です。コントロール可能なものごとを自分で管理できるようになれば、時間体力気力不足で泥沼になることなく創作活動をすることができるのです。
したがって、「火星を活用することで、進捗確実創作マンになろう!」がこの記事の目的になります。

最終〆切を決めよう

火星は1.5~2年間かけて太陽の周りを公転します。

いわゆる12星座は黄道(太陽の通り道)上の位置を表していて、おひつじ座から始まりうお座で終わります。

今回、おひつじ座を起点として火星が太陽の周りを一周する期間は、「2020年6月28日~2022年5月25日」です。
火星がおひつじ座にいた2020年6月28日~2021年1月7日の間に始めた・始めようかな~と思ったものごとを発展させて(よくわからない方向にぶっ飛んでいくこともあります)、火星がやぎ座に入るころになにかしらの結果や成果物として着地させたいです。
それ以降は、今までの過程を振り返ったり、次はどうしようかなぁ……と夢想したりする時期になります。

火星がやぎ座を運行する期間は、2022年1月24日~3月6日です。

さて、なにかを完成させるためにはなにが必要でしょうか。
計画を実行する強い意志、目の前の原稿から逃げない強い意志、迫り来る昼寝の欲求を退ける強い意志……なんてものはコントロール不能なのでやぎ座では取り扱わないことにします。

必要なのは「なにをもって完成とするか」という基準です。
わかりやすくて強力な基準としては〆切があります。〆切は破るものという説もありますが、それでも、もう後ろ倒しにはできないラインというものが存在します。なかったら無理矢理作りましょう。
他にも、「工程を戻って直したりしない」「三回推敲したら完成」あたりも有効かな……と考えたりしましたが、〆切ほどのインパクトはない気もします。
“とりあえず”結果を出すためにも「これ以上伸ばせないぞ!」という最終〆切を設定しましょう。特に外的な〆切が存在しない場合は、2月末日がおすすめです。占星術的な理由があり、なおかつカレンダー的にもわかりやすいので。

ちなみに、どうあがいても火星やぎ座期間中に終わらせられなかったり、自分の立てた計画と合わない場合は、「とりあえずここまでやる」という目標を定めるのがおすすめです。
目標未達もまた一つの結果で、「作業を遅らせる原因はなんだったのか?」「目標は適切だったのか?」等の知見が得られます。

確実かつ効率よく

「完成させる」ということは「それ以上いじらない」ということです。「〆切に達した時点でいったん終わり」なんです。
「火星やぎ座期をすぎたらもういじらない」という強い意志を持って、目の前にある原稿等に取り組みましょう。「完成させたらそれ以上取り組まずに済む」がモチベーションになっている場合も少なからずあるかもしれませんが……。

火星やぎ座期に完成させた成果物には、「2022年早春の自分」がそのまんま反映させることになります。今現在ここにいる自分が可視化されてしまうんです。
等身大の自分は理想の自分よりも劣っているものなので、「自分にはこの程度のものしか作れないのか……」と落ち込む人もいるでしょう。そのせいで完成させることが怖くなったり、億劫になることもあると思います。

それでも、確実かつ効率よく理想の自分に近づいていくためには、いったん等身大の自分を具体化し、実感に落とし込んでおく必要があります。完成させることは苦痛を伴うかもしれませんが、“確実かつ効率よく”やったほうが、長い目で見れば楽です。
「創作にコスパを求めるのはどうなのか?」「つくることそのものの喜びと苦しみを享受するべきでは?」という考え(という名の自分からのツッコミ)もあるのでしょうが、趣味だろうと仕事だろうと創作にさけるリソースは限られています。私たちには寿命があるんです(非定命の方も多少はいらっしゃるかもしれませんが……)。

限りある生において最大限の喜びを得るために、火星やぎ座期に成果物を上げ、「等身大の自分」を確認しておきましょう。結果や成果物は、柱に刻んだ成長の記録にすぎません。そこにどんな価値を見出し、意味を与えるのかは、未来の自分次第です。

もっとよくするために

結果を出し、成果物を作り上げ、そして等身大の自分を把握したら、3/6以降の火星みずがめ座期に振り返りを行います。そこで気付いたこと、わかったことをもとに、「完成させたはずのもの」に多少手を入れることもできます。
というか、たとえ「占星術的にはやっちゃだめ」と言われても私はやります。ひととおり完成させてからではないと、見えてこないものがたくさんあるので……。

そう、とりあえずでもいいから完成させないと、さらによくすることが難しいのです。
制作中に「これをどうにかよくしよう」とがんばるよりも、いったん仕上げてから「次はもっとよくしよう」とがんばるほうが、効率がよかったりしませんか? 前回はできなかったことを改めてやると、なぜかできるようになっていたりとか……。
なので今すぐ作業に戻って、手元にある制作物を完成させましょう。

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