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「ぶっ○す」という想いが世界を変える(火星さそり座期:2021/10/30~12/13)

殺意を高めていこう。

この記事の趣旨は以上です。今すぐにブラウザを閉じて、結果を出せない自分やどうして評価されているのかわからなくて目障りなあの人や思い通りにならない現実をぶん殴りにい
と言うわけにもいかないので、記事的ななにかをぐだぐだと書いてみようと思います。

2021年10月30日から12月13日にかけて、火星はさそり座を通過します。
さそり座は「自分にないものを他者から得ようとする」星座です。どうあがいても自分の力では手が届かないものに直面し、今の自分に足りないものごとを他者から奪……与えてもらうことを、さそり座の季節には要求されやすいです。

さっそく「自分の力では手が届かないもの」とか「今の自分に足りないものごと」とか、げんなりするような言葉が出てきました。が、さそり座は自分の無力感や無価値感に苛まれてなんぼのもんです。つらすぎて心折れる人もいるかもしれませんが、折れてからが本番です。
最終的に「もうどうにでもなれ!」と居直るために、火星がさそり座にいる間に「こんな自分はもう嫌だあ゛あ゛あ゛」と泣きわめいて暴れ回り(たいけれどそんなこと出来るわけもなく悶々とし)たいものです。

ちなみに、さそり座生まれの人限定の記事ではなくて、創作をやっている人全般に向けた内容です。


そもそも火星ってなに?

占星術的にものすごくざっくりと言うと、火星は生き残るための武器です。本能をあおり、命を燃やす着火剤です。目の前の環境を切り拓き、自分自身を切り裂く刃です。持て余しているとくすぶり、押し入れにしまい込んでいると生き血を求め、すべてを破壊し尽くすこともあります。

火星をちゃんと使ってあげることで、負の感情の暴発を防ぐことができます。また、怨恨を詰め込んだ作品を世に送り出すことで、あなたの知らないだれかが「やばい作品に出合えた!」と生きる希望を得たりします。
なので、「火星を活用することで、怒りも悲しみも殺意さえも糧にする創作マンになろう!」がこの記事の目的になります。


だいたいさそり座のせい

火星は1.5~2年間かけて太陽の周りを公転します。

いわゆる12星座は黄道(太陽の通り道)上の位置を表していて、おひつじ座から始まりうお座で終わります。

今回、おひつじ座を起点として火星が太陽の周りを一周する期間は、「2020年6月28日~2022年5月25日」です。
火星がおひつじ座にいた2020年6月28日~2021年1月7日の間に始めた・始めようかな~と思ったものごとを発展させて(よくわからない方向にぶっ飛んでいくこともあります)、火星がやぎ座に入る2022年1月24日~3月6日あたりになにかしらの結果や成果物として着地させたいです。
それ以降は、今までの過程を振り返ったり、次はどうしようかなぁ……と夢想したりする時期になります。

という話を聞いて、「手もとにある企画や原稿(たち)を年明けごろに完成させるためには、こんな記事なんて読んでる場合ではないのでは……?」「でもやる気が出ない……こんな自分じゃダメだ……」と苦しくなった人もいるのではないでしょうか。
すでに発表済みの作品への反応がなさすぎて自信喪失している人、自分の作品がいいものとは思えなくて手が止まってしまっている人もいると思います。他にも、仕事量が多すぎたり、対人関係で疲弊していたりで、創作するための時間や体力が足りない場合も考えられますね。その上で、「それでもやらないと……原稿はやらないと終わらないから……」と焦ったりするのでしょう。
とりあえず、あらゆるままならなさは「さそり座のせい」ということにしておきましょう。

火星がさそり座を運行する期間は、2021年10月30日~12月13日です。


「そうか、このもやもや感はさそり座のせいか!」であっさり納得できた人は、あまりいないのではないでしょうか。
「いや、なんでもかんでも星の巡りせいにするのはよくないよ」「たしかに火星がさそり座にいるせいで胸が苦しいのかもしれないけれど、でも、そう簡単に割り切れるものでもないし……」「他人事だからって適当なことぶっこきやがって!」等、抵抗感やすっきりとしない感じ、あるいは殺意を覚えた人がほとんどだと思います。それで構いません。

負の感情に気づけたら、あとはこっちのもんです。負の感情をどうにかしようとしてもいいですし、そのまま放置しても構いません。どのみち、あらゆる感情はいつか消えるので……。
「あーモヤモヤするを通り越してむかつく!ぶっ○してやりたい!……いやそんなこと考えちゃいけない」と否定さえしなければそれでOKです。自分の感情を否定すると、ますます苦しくなってしまいますし。否定してしまっても「すみません、やっぱりぶっ○したいです……」と認めることで、多少は楽になるはずです。

「殺とか壊とか潰とか、そんな言葉を使ってたら人間として駄目になります!」という意見もあると思います。実際、社会生活で多用するとこちらも社会に殺とか壊とか潰とかされかねないので、口に出すのは控えたほうがよさげですね。
でも、殺とか壊とか潰とかの根っこにある怒りや恐怖を「そういうのはよくない!」で抑圧し続けると、そのうち暴発します。他人も巻き込んで焼け野原になる分にはまだいいのですが、自分だけ苦しんで一人死んでいくのはあまりにもあんまりです。

なので、せめて火星がさそり座にいる間だけは、どうも気に食わないやつの発言を見かけて苛ついたり、解釈違いの作品がもてはやされているのを見てはらわたが煮え繰り返る感覚を、良しとしましょう。積極的に殺意を高める行為も、おすすめはしないけれど今だけならいいんじゃないかな~と思います。


困ったら創作、つらくても創作

高めた殺意、あるいはもともと殺意高めの人は、その殺意をどこに向けていけばいいのでしょうか?
もちろん、創作です。
私にも世間体はあるので、それ以外のことは言えません。

「みんな……○す……」「あいつを(いい意味でも悪い意味でも)殴るために作るんだ……!」と殺意をダイレクトに創作にぶつけてもいいですし、作中でキャラを苦しめたりキャラといっしょに苦しんでもいいですし、美しいもの・価値あるものを描いて「私はこんなふうには生きられない」と落ちこむのも楽し……くはないですね。べつに楽しくなくても構いません。

いずれにしても、「思うように表現できない」「こんなんじゃ駄目だ、足りない」「だれにも求められない作品をつくってる……」と嫌になったりすることもあると思います。公の場では書けないような感情がわいてくることもあるでしょう。
つらいのに、嫌なのに、苦しいのに、それでも創作をやめられないことに絶望できるといいです。絶望できないことにがっかりするのもいいですね。
「創作を続けるという、不器用で無様な道しか選べないんだ!」と居直ることが、火星さそり座期の一つのゴールです。


明日から本気出すために

自分の力ではどんなにがんばってもどうにもならないことがあって、でも逃げたり投げ出したりできない場合、他者の力を奪……与えてもらわざるを得なくなります。その結果、弱みをちらつかせて友だちに手伝ってもらったり、金の力を駆使したり、「人脈も金もないなら略奪するのみ」と腹をくくれると、火星さそり座的には最強です。

もし、殺意に燃えすぎて原稿に集中できなかったとしても、火星がいて座に入ってから本気を出せば大丈夫です。大丈夫かな。
殺意や怒り、憎しみ、嫉妬心といった「否定のエネルギー」はとんでもなく強力です。下手したら自分自身が焼き尽くされそうなほど火力が高いです。

この力があれば、どんな原稿も終わらせられそうな気がしませんか?

なので、今のうちにじっくりと自分のダークサイドと向き合い、闇のパワーを得ることで、本気を出せるようにしていきましょう。

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