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きみも爆散して星座になろう(火星しし座期:2021/6/11~7/30)

自分の人生の意味付けは自分で行え。

この記事の趣旨は以上です。
なんかいいことを言っている風ですが、抽象的すぎてよくわからないですね。私も自分の占星術ネタ帳を読み返して首をひねりました。
ちなみに、ネタ帳には「なにを選んでも正解だ、という信念」「自分の行きたい人生を自分でものがたれ、意味づけを行え(原文ママ)」とだけ書かれていました。これでなにがわかるっていうのでしょうか。

しかし、「よく考えてみたら意味のわからないもの」や「そもそも意味のないもの」の連続が私たちの日常であり、そこに意味を与えて物語を見出すことが人生であるのかもしれませんね。
つまり、私が意味不明なメモを元にこの記事を書くということは、あなたがあなたの人生を物語ることと、だいたい同じであるとも言えるのです。いや言えないわ。
というわけで、この記事に意味を与えるために、今から内容を考えていってみようと思います。

2021年6月11日から7月30日にかけて、火星はしし座を通過します。
しし座というのは「自己表現」の星座で、つまり「創作」の中核をなす星座です。つまり、創作について全力で考えて、取り組んでいい時期ということです。
むしろ創作以外のなにをやるっていうんですか?とつい煽りそうになりましたが、自己表現とは創作活動にかぎりません。「他でもない私が『これ』をやるんだ!」と腹をくくって、自分の自分による自分のための人生を歩むことです。やるしかないんですよ、"人生"ってやつを。

ちなみに、しし座生まれのひと限定ではなくて、創作をやっているひと全般に向けた内容です。


そもそも火星ってなに?

占星術的にものすごくざっくりと言うと、火星は生き残るための武器です。本能をあおり、命を燃やす着火剤です。目の前の環境を切り拓き、自分自身を切り裂く刃です。持て余しているとくすぶり、押し入れにしまい込んでいると生き血を求め、あなたや世界に破滅をもたらすこともあります。

火星をちゃんと使ってあげることで、より強い作品をつくり、よりぶっ刺さる発表ができるようになったりします。ハッタリをかます上でも重要な星なので、普段から鍛えておくことによって変な人間に絡まれることがなくなったりもします。もちろん、殴りかかってきたやつをこの拳で返り討ちにすることもできます。
なので、「火星を活用することで、最強の創作マンになろう!」がこの記事の目的になります。


己の生き様を世界に焼き付けよう

火星は1.5~2年間かけて太陽の周りを公転します。

いわゆる12星座は黄道(太陽の通り道)上の位置を表していて、おひつじ座から始まりうお座で終わります。

今回、おひつじ座を起点として火星が太陽の周りを一周する期間は、「2020年6月28日~2022年5月25日」です。
火星がおひつじ座にいた2020年6月28日~2021年1月7日の間に始めた・始めようかな~と思ったものごとを発展させて(よくわからない方向にぶっ飛んでいくこともあります)、火星がやぎ座に入る2022年1月24日~3月6日あたりになにかしらの結果や成果物として着地させたいです。
それ以降は、今までの振り返りや次はどうしようかな~と夢想することに費やします。

……という話を聞いて、「将来的にはこうなっていたいな、こんなことができるようになりたいな、あれを完成させたいな~」というイメージ(あるいは具体的な計画)が浮かんだ方もいるのではないでしょうか。

火星がしし座を運行する期間は、2021年6月11日~7月30日です。

現実的な落としどころを考えるには少々早いですが、「まあ、半年あれば宇宙最強になれるっしょ!」「同人誌2冊くらいならいけるいける余裕でいける」「初めての長編を完結させてやるんだから!」等のイキリや意気込みに注目するのにはベストな時期です。
複数の「手に入れたいもの」や「成したいこと」がある場合は、今の自分の実力はわきに置いて、もっとも心が沸き立つものを選んでください。自分の心がわからない場合は、「できるかどうかわからないけど……」と枕詞のつくものがおすすめです。

さて、意気込みややりたいことがはっきりしていても、「自分には無理だよ……」「また挫折したら嫌だなぁ」等と尻込みしている方もいれば、すでに実行されている方もいらっしゃると思います。

尻込みしている方は、上記の期間中に「やってみよう」と一歩踏み出してみてください。具体的な行動に取り組まなくても、自分の中で覚悟を決めるだけでいいです。
腹をくくるためには勇気が必要ですが、気合いを込めた結果、即座に崖下に転がり落ちて死ぬということはさすがにない…と思います…。
いきなり地雷を踏んで爆死する可能性もゼロではないのですが、それもまた人生におけるスパイスです。その場に留まっていても隕石が落ちてきて人類滅亡するかもしれないので、せっかくなら華々しく散りましょう。しし座とは、己の生き様を世界に焼き付ける星座でもあるのです。うまく爆発すれば、超新星にもなれるかもしれません。

すでに動かれている方は、「うおおおおおおおおおおおおおおおお!」と叫んだりしながら全力疾走してみてください。叫ぶことで内なる野生が呼び覚まされます。
死なないよう休みながらのんびりと進んでいくことも大事ですが、ときどき全力でなにかに打ち込まないと、精神がよくない感じで老いやすくなります。しし座に火星がめぐってくるのは1年半~2年に一度なので、「ときどき」の目安としてはなかなかいい感じなのではないでしょうか。

また、「これからやろうとしていることは、果たして正しいのだろうか……」「今やっていることが間違っていたらどうしよう……」と不安になることもあると思います。
そういうときは、「自分の選んだ道はすべて正解だ」と決めてしまってください。自分に言い聞かせたり必死に思い込もうとするのではなくて、「なにを選んで正解だ」ということを自分にとっての真実だと定義してしまうのです。
「自分の人生」という本来答えのないものには正解も間違いもないので、なにが正解か自分で決めてしまっていいわけです。
「これが正解だ」と決めた結果失敗しても、後から「でも、必要な回り道だった」と"解釈"することはいくらでもできます。これが、冒頭に書いた「自分の人生の意味付けは自分で行う」ということです。


光あるところに影がある

いつもに増して抽象的な話をしまったような気がします。
ですが、しし座において重要な「"その人にとっての"正解」はみんなそれぞれ違うものなので、「こうすればいいですよ」を具体的に示しづらかったりします。というより、明示してはダメですね。しし座は孤独な星座でもあるので、語り手は受け手を積極的に突き放していく必要があるわけです。(裏を返せば、「自分にとっての正解」を決めることは孤独もはらんでいます)

そして、「しし座をやる」ということは安全な場所(かに座)から出て、明るく苛烈な太陽の下に立つということでもあります。なので、ものすごく疲れます。「あ、このままだと死ぬわ」と悟ったら、戦略的撤退も必要です。

また、足下には色濃い影が落ちます。これは無力感だったり劣等感だったり、自分への怒りだったり他者への憎しみだったりします。なんだか嫌だな~と感じるかもしれませんが、今は「そういうもの」として放置しておいてください。光あるところに影が生じるのは必然です。

なお、「自分の心が欲するもの、向かおうとする先がわからない」という場合、無理に「やるぞやるぞやるぞやるぞ」と己を奮い立てる必要はありません。そういうときは心なり体なりが疲れきっている可能性が高いです。「しし座をやる」とは命を燃やすことでもあるので、強引に前進しようとすると死にます。獅子じゃなくて死死になっちゃいますね。
今あせらなくても、火星がさそり座やみずがめ座に入ったときに、なにかしらの変化は訪れるはずです。

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