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わんぱくと繊細の間
自分のキャラ設定というのは、先天的なものと後天的なものがある。
天然と役者。
いずれにせよ、いつかは定まる。
使い分けたり、なんらかの転換点でまた変化したりする。
自意識が芽生えてくるとある程度演じることを覚えるが、多分多くの人はそのキャラが居心地悪い。対人用の都合で単なる外面であり、リラックスしたほんらいの自分ではないのだから気持ち悪いのは仕方ない。
私は、言ってみれば若い頃からわんぱくと繊細を行き来してしまう質だ。
腕白と言ってもべつに不良だったとかではない。いい年をしてザリガニ🦞釣ったり走りながら雲を撮ろうとして自転車ごと生垣に突っ込んだり。
最近も草遊びしてるところを見知らぬ幼女にナンパされ、若いママさんに頭を下げられながら一緒に遊んだり。珍しい昆虫をみつけてしゃがんで観てたら知らない年輩女性に「何かいるのかい?」と声をかけられたり、といった塩梅。
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繊細、と思われてしまう点は、ライヴや映画、本、悲惨なニュースなどでところ構わずボロ泣きしてしまったりするところか。他者にはその程度のことで何故赤子みたいに泣くのか理解できないだろう。これも幼少期からで、のちに双極性障害(そううつ病)と診断された。
笑い出すのも突然である。
こんな故障したロボットみたいな人間が社会に出て働くのは苦行でしかなかった。しかし繰り返し働けと言われて何度も勤めてはすぐダメになる。この方が不経済だし雇う側にも負担をかけてしまう、と気づいた。もうやめよう。やりたくもないことをやり続ける一生?
イヤ。お金なんか要らない。こんなことしてまで。いざとなれば生活保護だ。経験あるし。最低限食べていければいい。
私はもんどり打つように、再び転がりだした。
心地よい居場所。リラックスしてこのままの自分でいられる場所と人々、生活。
みんながそれぞれ探しているのはきっとそこ。小さい子どもに還れること。
それを周囲と、自分自身が気持ちよく許せること。
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とうとう見つけたら?
シャングリラを失わないために、次に必要なのは?
もう迷わない、と覚悟すること。
他者に何も強制しないこと。
他者とではなく己自身の弱さだけと戦うこと。
固定化しながら進化し続ける。必要な変化を恐れないこと。
自分には幸せになる資格はない、自分には価値がない、などと思わず、すなおに幸をあじわうこと。
なんと言われようとこの自分を愛すること。
自分の選んだひとを愛していることの誉れをあじわうこと。
風が吹く。ふらつく時は空を見る。
今日終わってもいい、その気持ちで日々を生きてるのは変わらない。
だからこそ日々は奇跡のように輝くと知ったから。
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