焼肉の証明

Ｔ兄帰還の日がこの秋になる。
それが近づくにつれ、ドキドキし始めた。

現在のるすばん独り住まいをいいことに節約も兼ねて安い食材で自炊しているうち、Ｔ兄が大好きな唐揚げや焼肉から完全に遠ざかっているのだ。
どうなんだろう。
「よーしにゃ子、しこたま焼肉を食いに行くぞ❗️」なんて言われた日にゃ、食べられるのか水宮⁉️ガッツリ焼肉⁉️豆腐とかでほっこりし始めた五十路な水宮⁉️
Ｔ兄は肉体系の職人さんだし年上とはいえまあ全然イケるだろうけど…。

ふと、思った。
焼肉屋で流れていがちなマイルス・デイヴィスとかジョン・コルトレーンのモダンジャズ系。
アレ、間違ってない？
どう考えても焼肉屋のBGMならコッチだろ。

この派手がましさ。
このビート感。
このスピード感。
この大衆感。
この無闇にハシが進んでしまいそうな勢い。
このやたらめったらな景気の良さ。
「俺は生まれてこのかた、肉以外食ったことはないぜ❓」と堂々笑顔で宣言されそうな雰囲気。

そんな焼肉屋あるかなぁ。JAPAN。
あるならＴ兄の腕につかまって、ドキドキしながら行ってみたい。
タン塩、塩ミノ、そしてカルビと酒。
私が頼むのはそれだけだ。かつて効率よく肉と酒だけ（酒池肉林）にするために編み出した、水宮式コメおかずクッパ系オールガン無視オーダースタイル。給料日に、安いとこ行ってこれをエタニティ注文していた若き日々。
それが今も可能なのか。私にもまだそんな焼肉は出来ると証明できるのか。

どうしよう。
考えれば考えるほど焼肉に行きたい。でも、かつては平気だった一人焼肉なんて、もう想像するだけでウンザリ。

仕方なくゲロンパ❗️って踊りながら今日も自炊↑の、寂しがりや水宮です。エーンＴ兄〜😭
JB映画よかったな。アメリカのお人が強いワケよ、よくわかるよウン。

※蛇足。
ロシア・ウクライナの両トップがもういっそ焼肉とか居酒屋とかでサシで飲んで、
「じゃあもうじゃんけん３回戦勝負ね。それで決まりね。」
で最初はグー❗️ってやって勝敗決めて、恨みっこなしで肩組んで飲んで、帰ってその通りにしたら戦争即終わらねえ？
私ならそうやって終わらせるけど。
しかもそれだととっても、コスパもタイパも良くねえ？世界的に。