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自由への侵入

自由。
あなたは自由ですか?
と訊かれたら、誰しもが一瞬返答に詰まるだろう。
自由といえば自由だし、不自由だといえば不自由。
そんな所?
自由とは何か、という手に垢のついたこの主題をみんななんとなく生涯避けて通る。まあそれはおいおい考えようと思ってる間に死んじゃったりする。Go To輪廻、やりなおーし笑。気をつけていい旅をね!



自由。
あるようで、ないもの。
ないようで、あるもの。
そうなると哲学問答になってしまい、いま風に言えば多分そんな事を正面切って考えるなど時間の無駄なのかな。



手近な音楽やマンガ・アニメやアートに、その答えを見出したりするのだろうか?これだ、これこそ自分の思う自由だと。
それは他人の考えた自由であって、本人の自由とはまた別なのだが。
陥穴って、すごく巧妙に作られててすごくでかいのよ。こういう一応みんな自由ですよ、と標榜してる国では特にね。


それを政治家に言い立てるのは私に言わせればそれこそ時間とお金の無駄だ。殆どの政治家が何世紀にも渡って掲げてきた色々な公約は何世紀も実現されてなどいないと知っていながら?一部の芸能人に似て、ただ世にスキャンダルばら撒きに来てくれたみたいな人多いわよね今日びは。暇潰しのためのエンターテイナー。いい贔屓は別に作っておかないと、賢くないし楽しくもない。


なすべきことをきちんとしてから遊ぶ。
子どもの頃からそれは貫いてきた。ホームワーク先に済ませるタイプ。
奇しくもお札の顔の人の言った、
「自由とは不自由の中にこそあり」という言葉と一致する。
だってやることやっちゃってからの方が思いっきり羽根伸ばせるじゃんね。先延ばしにすれば気になって遊べないでしょ?
ガンジーの遺言詩集にも似た言葉がある。
「束縛があるからこそ、私は飛べるのだ」。
おんなじなの。私も。
縛りがあるから楽しい。そこでの思考こそ無限。



「金子某」という詩人だかアーティストが自殺した、というニュースを見る夢を見た。夢の中のアナウンサーは悲しがっていたが、起きて金子、と名のつく詩人、アーティスト、俳人などを調べたがこめかみ痛くなるばかり。



エロもいいだろう。
放埒もいいだろう。
批判もいいだろう。
男の子の好きな遊びだ。
私もたっぷりやった。人を何人か破壊もしてきたよ、ぶっちゃけね。復讐を蓑に、自由を剣に、色気を盾に。
で、三つともぜーんぶ捨ててしまった。
丸裸の子どもに戻って、貧乏暮らしで満足してる。
死んだら墓も葬式も不要、遺したものはぜーんぶ捨てて結構、と遺言状には明記してある。毎年元旦に日付を直す。私の冥土の旅の一里塚。それからお部屋の掃除とかするメイドに変身笑。
メイドも旅の一里塚。
愛したことだけしか置き土産にできない。



自由。
十分。
十点満点。
執着して抱え込まないでいればその掴まない手は私を優しく抱きしめてくる。
フリードリヒ・ヘッベル式なら
「幸福は小鳥のようにつかまえておくがいい。できるだけそっと、ゆるやかに。
小鳥は自分が自由だと思い込んでさえいれば、喜んでお前の手の中にとどまっているだろう」。



これも同じ夢の中で、戸締まりをして明かりも漏らしてはダメだよ、と教わった。私は小さな女の子で、一人留守番をしなければならない。
家の外の道には黄色い標識。「CRAZY MAN」。狂人出ます注意、と。
「きちんと隠れているんだよ?おまえは見つかりやすい。一人で外歩きするだけでも…」
もう身も飾らない。それでも気をつける。
おうちは楽園。
私の好きな男は一人だけ。



ここでなすべきことをする。
不自由?
それは捉え方。
ただ、人生に経験も挑戦も失敗もないまま閉じ込められた生活してたら魂は腐ってしまってたろう。
外の風は知っている。大丈夫。私の心の中と同じ風が外には吹いている。



人に、世に、認めてもらおうだなんてことをそれこそやめた。親は「お前は一文にもならない」と笑うが、私は黙ってほほ笑み花の写真を送る。
私はもう人に「認めて欲しい」っていう方の物乞いはやめたのよ。こっちはただあげる。きれいなもの、いくらでも。
そうしていると、冷酷に見えた人間が驚いたことに急に嘆き出すことがある。
私は路傍の花を見ていただけだ。なぜ泣いて後悔するような人生を軌道修正しなかったのか、私は訊かない。花を摘んであげて去る。おしあわせに。



自由。
夢。
夢とその実現化と自由について、ゆっくり語らいたいわ。
そんな風に思える人が身近に居ないから、花やほうきや鳥や道端の猫たちと遊ぶ。



若くて悩んでる人よ。あなたを批判したり否定するような奴は、関わらなくていいの。だって自分のことは棚に上げて他人の頭の上の蠅を追うようなマネをする連中、下品でしょ?放っておいて行きましょうよ、先に。



しかし夫・T兄はまた一段と文章詩歌のウデを上げたなあ。もう私が教わるほうだわ。誇らしい。
あー昨日は書きすぎて疲れたあ!もう朝から飲んじゃおっと。 

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