『バンドリ!』で新規実装されたバンド「モルフォニカ」が面白かった

3月16日に三周年を迎えた『バンドリ!ガールズバンドパーティー!!』。
その三周年の記念すべき日を迎えるのと同時に、「モルフォニカ」という新しいバンドが実装されたんですが、これがまあ面白いバンドで。
名門お嬢様学校の一年生達によって結成されたバンドなのですが、何が面白いって「今から始めるユーザーの視点に一番近い結成秘話を持つバンドだった」ってところなんですよ。

モルフォニカとは

モルフォニカの発起人となったのは「倉田ましろ」という少女でした。
彼女は「憧れの学校に行けば何か変わるかも知れない」とそう考えて名門校へと入学しました。しかし名門校に入ったぐらいでは何も変わらず。部活動に自分の何かが変わるきっかけを求めるも、中高一貫校では高校からの彼女が入る隙間はありませんでした。
そんな時、学級委員長の二葉つくしと同級生の桐ヶ谷透子とともにライブハウスで見たガールズバンドに衝撃を受けました。同年代なのに彼女達はステージの上であんなにもキラキラしている。
その光景を見て彼女は「自分も彼女達になりたい!」と思うようになりました。そして一緒にライブに行った二人と、縁あって巡り合った広町七深と八潮瑠唯の二人、合計五人でバンドを結成することに決めました……。

以上がモルフォニカ結成までの物語なんですが、これのどこが「今から始める人向け」かというと、彼女達が憧れたガールズバンドが『バンドリ!』の主役ユニットの一つである「Poppin'Party」なんですよ。つまり、「Poppin'Partyに憧れて結成されたのがモルフォニカ」なんですよ。
この構図が滅茶苦茶面白くて。
だってこれ、『バンドリ!』が三年続いたからこそ出来ることじゃないですか。

三年目だからこその面白さ

『バンドリ!』の一年目とか二年目の頃にモルフォニカを展開してもそこまで面白くなかったと思います。
憧れている「Poppin'Party」というバンドの面白さというのが作品内で固まりきってないし、ユーザーにも浸透しきってなかったでしょうから。その状態でやってもおそらくふわっとした印象にしかならなかったでしょう。「憧れている」というところありきでしか「モルフォニカ」というバンドを立てることはできなかったと思います。
ただ少なくとも二年やってるとこれまで真剣に付き合ってきた人達には当然Poppin'Partyの魅力って伝わってる。私のようにゆるく付き合ってる人間でもPoppin'Partyのイメージそのものはつかめている。
このタイミングで仕掛けるものとして「フォロワー」ってのは悪くないと思うんですよ。モルフォニカの五人の話に直接登場させなくても成立するぐらいPoppin'Partyが定着してるからこそ出来ることですから。
それにPoppin'Partyはアニメの方では主役張ってるわけですし、そこから興味を持った人達に「あなた達の視点に一番近いキャラクター」としてモルフォニカを売り出していけるのも面白い。
なんというか、「積み重ねの強さ」を感じますね。三年目にやるものとしてはこれ以上ないカードだなーと思います。

音楽について

現状だと「ヴァイオリンに歌が負けてるなぁ」と感じます。
正確には言えば「ヴァイオリンの存在感がありすぎるせいで、その他の部分が見劣りしてしまう」なんですが、ただポテンシャルは感じるし、新しいものを作り出そうとする意欲は感じるので個人的には嫌いになれないです。
そもそもギター&ベース&キーボードというガールズバンドの基本的な部分から、あえて「キーボード」を外してヴァイオリンを入れるという発想がまず面白い。
二年間やってきたからこそ、こういう外しの面白さが生まれるわけなのでそこはやっぱり武器なんですよ。
あと「基本形から外れたところにも素晴らしい音楽は広がっている」というのも間違いないわけで。
そこら辺を模索していく事でモルフォニカというバンドはもっともっと面白くなっていくし、これまでの『バンドリ!』にない音楽が『バンドリ!』というコンテンツを豊かにしていくと思います。
そういう面白さを今の段階から感じているので、私は応援したいですね。

最後に

モルフォニカが私の中では面白かったんで、モルフォニカの話をしましたけど、『バンドリ!』には他にも面白いバンドはたくさんありますし、バンドごとの話も面白いのでやってない方はこの機会に是非やってほしいですね。
イベントストーリーとかも過去イベは今からでも全部読めますし、スタミナ制じゃないので好きなだけプレイできますからね。
モルフォニカと一緒に『バンドリ!』に入るのはありだと思います。

なお私のガチャ運。

画像1

フェス限一枚も出なかった(かなしい)。

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。