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【フジロック2019】平沢さんがライブするって言うから驚いて苗場に行きました(ライブ感想)【サルベージ】

※2019年07月30日の再投稿です。

こんばんは、長くなりますが「フジロックフェスティバル '19」に
平沢さんを観に行ってきたので感想です。


※夜行バスと高熱の中で書いたのでかなりハチャメチャです※

【開演前】
前バンドの開始前から既にステージ裏でテスラコイルの音が聞こえていました。前バンド終了後から既に軽くモッシュで命の危険を感じる(初めはびっくりしましたが詰めただけでした)
みんなで「暑い暑い」と1時間待機へ。

テスラコイルとレーザーハープが運ばれてきては歓声、
テスラコイルが鳴って歓声、とにかく喜ぶお客(わかる)
照明・ステージ後方の映像テストはスタッフのお兄さんがレーザーハープの前に立って調整。
途中で位置調整の放送があり、「そこは中井さんの~」という声が聞こえましたが
実際のライブでその位置に会人鶴さんが居たので中井さんは喰われたのかもしれないです。
平沢さんと身長を合わせるためか、レーザーハープ前のお兄さんが
若干膝を曲げていたのがとても印象的でした 笑

始まる直前に大雨が降り始め、若干涼しかったがやっぱり始まると満員御礼で蒸し暑く。
平沢さんのステージには水が二本、それぞれを舞台監督・松村さんがキャップを開けてテーブルへ。

ライブ終わったら晴れててラッキ~ 
願掛けがてら痛いスマホケースにしたものの、台風来たり、
水没したりどうなるかと思いましたが最終的には傘要らずでした。


おかげさまをもちまして、ほぼ晴天、ライブ中に清廉の雨が降っただけでフジロック雨具要らずでした。ありがとうスマホケース 次のライブもこれで行こうかな 2019年07月29日 17:42

【音響】
音がバキバキ&キーンって音がすごかったです。
正直終始全然何言ってるかわからなくてその点は配信組大勝利だったのではなかろうかと思います。

【ライブ】
・出囃子
新しい平沢さんのサインがステージ後ろの映像に敷き詰められていく。カッコいい。

・TOWN-0 PHASE-5
バカコーラスを歌う客多数、まぁフェスだもんな!

・Archetype Engine
サウンドチェックでわかってたとは言え、二度聞けておいしい。

・フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ
歌ってる途中にレーザーハープを操る&歌わないアレンジが加わったバージョン。
今思うとフルへってずっとサウンドは変われど「フルへ歌い中はギターを弾く」「歌詞に割り込みなし」なフルへだったなぁという印象が強い。
フルへ歌いながらレーザーハープを引く平沢さん、普通に忙しそうで、終わったら水飲んでました。
フルへ気に入ってんな、盛り上がるもんなわかる、などとニコニコしていました。

・聖馬蹄形惑星の大詐欺師
みんな大好き聖馬蹄。私も好きです。
両腕を挙げて下げる動作をしてて、登場の時もしていましたが何の動きだろう?って思ってました。
会人たちを操ってるって気付くまでに若干時間がかかった。

・アディオス
「ワールドセル2015」にて初登場時からずっと好きな曲。
上下にクロスする・ランダムに動く青いライトがとても印象的。
「清廉の雨」がお天気と合わせてとても幻想的だった、平沢さん、雨うまく回避できてよかったと思います。

・アヴァター・アローン
平沢さんを追いかけてからこんなにも真顔で「あっこれは教祖ですわ」って思ったことがあるだろうか、いや、ない(倒置法)
後ろを向いて会人を操ってた時レーザーハープ起動させようとしているのかと思ったし
ドクターストレンジ感が強い。マーベルの映画にこういう魔術師さん居る。
格好良かった。背景に和室?のような映像、段々と近づいてくる演出が最強すぎた。
ホログラムを登る男の曲が多めなのはDVD発売したからなのか、山でライブをしたからなのか
好きなアルバムなので俺得でした。

・夢みる機械
お昼前、知人と「夢見る機械やったら『おっ平沢進?ちょっと見てみようかな~』みたいな人が
キレッキレのエントロピーに困惑しないだろうか」って話してたらこのざま・・・!(うれしい)

鶴松に落雷マークが重なってるのがとても良かった~。
振り返ってエントロピー!なポーズが過去最高にキレッキレだった。平沢さん絶対に練習した。
ありがとう平沢さん、ご自身のライブの時よりもキレッキレだった。
歴代最強のエントロピーに会場が沸く沸くさんと化す。

鶴を操作した際、へろへろと動く鶴ギターに配線コードが絡まりエントロピー
その後に責任持ってコードを外す平沢さん 今回のハプニングはこれくらいかも?
スナップショットで撮られた人、おめでとうございます。
個人的には平沢さんがお客まで操ってきたことに物凄く面喰いました。
デビュー40周年で、えらくインタラクティブな事するじゃん、踊らされることに感情入り乱れて
横のお姉さんと泣いてたら屈強な黒人ガードマンにニッコリされた。

・新曲(アストロ4-D?ジャングルベッド?の改訂?)
会場の全体の音割れが酷くて何やってるのか全然分からなかった
格好いいのはわかった、フジロックの配信があってよかったと心底思いました。
この後に及んで生の「Ho!」を聞けると思ってなかったのでうれしい。
ジャングルベッドなギターリフも夏の夜にはダルく重たく、良かったです。

・新曲(インストゥルメンタル)
カッコイイ。(ここで暑さが勝り語彙力が低下してくる)
抹茶あずきが紫のライトに重なり絶妙な配色にニッコリしました。
最近の平沢さんは緑色がブームなのかな。

・Nurse Cafe
イントロが何か戦でも始まるのかと思った。
なんでかわからないですが、ナースカフェが流れると「そろそろ祭りも後半か~」という気持ちになります。
この辺から「ススムヒラサワおいしいセットリスト」だと気づく

・オーロラ
音が割れてて歌ってからしばらく何の曲なのか分からず無念。配信後追いできてよかった。
フォーセス2.5みたいなアレンジたったなぁと思います。
サビで緑のライトが重なるのが非常に綺麗でした。

・白虎野
やはり平沢さんの代表曲なのでしょうか。後ろの映像が白虎野を彷彿とさせるけれど
血液のような禍々しい赤い円環で、さわやかな曲とのミスマッチ感が絶妙にもどかしい。
というか今回バックの映像がものすごく凝ってた。芸術枠でした。目でも楽しい。

・回路OFF回路ON
どの配信を見ていてもアンコールなしだと思ってたらなぜか出てきてちょっとお得な気分。
いつかのライブでもアンコール曲に居ましたね。
平沢さんこの曲気に入っているのかな、なんて思っていました。

【MC】

アンコール前後に「ありがとう」2回のみで初めて平沢さんを観た人や会人の設定など説明しない。
極限まで曲を詰め込んできてくれたんだなって思いました。

【感想】
1時間だったのに密度がすごい。苗場じゃなくて赤坂ブリッツとかその辺だった。
フジロックは1日のみ、他アーティストほぼ予習なしで行ったわけですが
あんなにアレンジガッツリ入れてご自身のワンマンライブと変わりないほどに
徹底して演奏してたところ、私はあの平沢さんの音楽(ライブ?)に対する

異様なまでのこだわりと完成度が怖いと思いました。
てっきり2016年のベルセルクのゲストくらいのノリかと思ってましたよ(ごめん)
(勢いよくレーザーハープをぶっ放して1曲、その後登場せず)(それも格好良かったです)

平沢さんの音楽活動の中では、人とのコミュニケーションがテーマなのではないかと思う今日この頃、
バンドをする上で、現時点での最適解は会人という物言わぬ割にキャラの濃いメンバーなんだろうな、

なんてことを考えていました。


追いかけてまだ10年程度ですが、twitter始動、増えるファンの中で、
平沢さんの芸能活動の在り方は一見不変で、随分変わったのだと思います。
いやほんと、ずっと言ってるのですが、平沢さん知って60歳過ぎてから大阪来るなんて思わなかったし、
まさか新潟までフェス行くなんて思いませんでしたて、いやホンマに。びっくりしちゃった
出来たら音楽が好きで色々な音楽に抵抗のない客層のイベントに色々出てほしい。
フジロック登場は私の中で平沢進さんの新境地のように思いました。

色々な意見があると思いますが、個人的には いやあ、行ってよかったです!

平沢さん、40周年おめでとうございます。2度目の執念(!)を祝えてうれしい。
びっくりな事にご本人の口からもありましたがまだ色々イベントがあるんですって。

30周年の時と違って、随分アウトドア派になったものです。
黄金の10年期も折り返し、楽しみです。

おわり

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