新しい曲が好き

私は音楽が好きだ。
私は音楽に感謝している。音楽がなければ私はきっと……(by Slipknot)
楽器はピアノを少し嗜む適度だからもっぱら聴く専門。
今年は例外だが、ライブにも頻繁に足を運ぶ。

週に一度はiTunesで新曲をチェックしたり、ビルボードのランキングを確認したり積極的に音楽を生活に取り入れている。

どういうわけか私の周りの人間は年を重ねるごとに新しい曲を聴かなくなっていく傾向にある。
ずっと学生時代に聴いていた曲を聴き続けていたりする。

ふと思い出して、学生時代に聴いていた曲をiTunesで探して流してみた。

響かない。
歌詞はだいたい覚えているのに、心が微動だにしない。

あー、外に出たらあちこちで流れていたな。
学校で流行っていたな。

その程度。

あの頃の自分は洗脳されていたのではないかと思う。
外で四六時中同じ曲を聴かされ、音楽番組が放映された翌日は学校では朝からその番組の話題。

自分で選んでいたとは思えない。
環境に聴かされた音楽。

今の私は消してリライトはしない。天体観測もはじめない。アイデンティティがありすぎる。
(すみません、有名なフレーズを使いたかっただけでこの3アーティストをdisってないです。むしろ好きです。魚さんに関しては単独も行きました)

NOW！NOW！NOW！！！！！

とはいえ、誰が何を聴いても自由だし、聴かなくても全く問題ない。

しかし、どうしても海外のアーティストのライブに行くと気になる点がある。

失礼な表現になってしまうが、いわゆる"全盛期"が過去にあったアーティストの場合、
新曲が信じられないほど盛り上がらない。
家で一度も聴いてないお客さんも多数いると思う。
何年も前に流行った定番曲だけ最高に盛り上がり、新曲の演奏中は休憩時間みたいなライブにやたらと遭遇する。

そういう場面に遭遇する度に、いたたまれない気持ちになる。

私はアーティストの来日が決定するとチケット発売日に即チケットを購入するため、チケット番号が1~30以内になることが多くだいたい最前に行けるからアーティストの表情がよく見える。

新曲が一切盛り上がっていないとき、アーティストの表情が曇るシーン……見ていてかなり辛い。

出来れば、ライブに足を運ぶ人に新しい曲を聴いて欲しい。

新しい曲には利点がかなりある。

・音がいい
機材を含め録音環境は年々よくなる一方で、新しければ新しいほど音がいい
・歌詞が現代のアイテム、話題に沿ってることが多い
単純な例 ) 最近はSNS、スマホなどのワードが入ってる曲があったり、誹謗中傷を批判した曲とか、現代の問題を取り上げていたりする。
・深みが増している
ドラッグやアルコール依存を乗り越えていたり多くの経験を積んで若い頃よりも成熟しているアーティストが数多くいる。若い頃の衝動的な曲はもちろん素晴らしいが、年を重ねてからの曲もとても味わい深い

人それぞれだから、これはあくまで私が勝手に感じていること。
新しいものを聴かないと耳が慣れなくて、そのうち古いものしか受け入れられなくなってしまう気がする。
昔の曲のほうがよく感じるようになったら、感性が寿命を迎えるのではないかと思う。

怒らないでね。ごめんね。