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【詩のようなもの】 余花 【過去詩】

【余花】

時を忘れて習練に励む君の姿
胸を打たれて言葉を失くして
君の横を歩けるようになりたいと決意

過去など見ずに将来を強く美しく望む
本当に太陽のように輝いて眩しい

ライトアップされた真夜中の桜の木
季節はもう夏になるのにまだ咲いていて
君の横顔が泣きそうに見えたのは気のせいか

季節は誰の中にも等しく訪れて
君がいなくなったことが虚しいまま
何度もフラッシュバック

いつかした決意が
苦しさを抱く頃に
君の本音が伝わってしまい
今日が大事に思えた

記憶にあるあの桜に
君がまだいた

歴史には残らなくとも僕の中にいる
それを咲かし続けたいと
カメラを握る僕がいる

晴れた空 幹とビルの間に架かる虹
この瞬間に君をまた強く残すように

まだ君と歩いてみたい場所へ
僕は君を探すようにシャッターを押す日々は続く


最後まで読んでくれてありがとうございました。
過去の詩のようなものから再掲した作品です。
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水宮 青