ルーマニア軍のリュックで軍幕背負って徒歩キャンプ
今回はいつもの軽量装備ではなく、趣のある軍モノ中心でキャンプをしてきた。電車とバスを乗り継いで3時間。さすがに荷物はややずっしりと重いが、軽量な装備と組み合わせることで、移動も案外楽々だった。
リュックはルーマニア軍のもの。自然に溶け込む姿が美しい。このリュックが使いたくて今回のキャンプを計画したようなものだ。森がよく似合う。
各所にレザーストラップがついており、拡張性も抜群。特に気に入ったのはサイドポケットで、後述のポーランド軍幕の純正ポール2本がジャストフィット。
テントはポーランド軍幕。無骨な佇まいが素晴らしい。2枚のポンチョを繋ぎ合わせてテントにするということもあり、パッキングも柔軟にできてよい。今回は1枚をリュックの中、もう1枚を雨蓋で挟んだ。ポールを含めて約3kg。普段使うテントと比べると重いが、このカッコよさには代えられない。
設営後はさっそく焚き火でお昼ご飯作り。軽量な森旅ストーブと戦闘飯盒でカレーうどんを作る。今回はクッカーはこれだけ。焚き火台も軽量化することで、軍幕の重さを補う作戦だ。
その後は焚き火でコーヒーを入れたり、ウインナーを焼いたりといつも通り。散歩をしたのち少し昼寝。軍幕のなかは案外広くて心地よい。
今回持ってきていたもうひとつの目玉がこのランタン。フュアハンドランタンのベイビースペシャルLED版。徒歩キャンプでは燃料の持ち歩きが難しいので、有名どころのオイルランタンは諦めていたのだが、まさかLED版が出ているとは思わなかった。暖かみのある灯りが本物のオイルランタンのよう。嵩張るので、ケースに入れてリュックに外付けして持ってきた甲斐があったというもの。
翌朝は早めに起床。軽量化のためにスリーピングマットを削り、サーマレストの座布団とトナカイの毛皮だけで寝たので体が痛い。レトルトの豚汁とコーヒー、無印のバームクーヘンという朝食を食べて、軍幕でゴロゴロ。鳥のさえずりに耳を傾ける。
朝からウイスキーなんか飲みつつ漫画を読みふける。至福のひととき。ゆるゆると撤収の準備を終わらせ、キャンプ場併設の温泉へ。一番風呂を頂く。露天風呂もさっぱりと気持ちがいい。満たされた気分で帰路につく。
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