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てぃくる 311 ほのほ

それは
炎だった

炎でないと思っていたもの
当たり前にそこにあったもの
それが炎だった

炎は
私の中を赤々と焦がして
照り映える

でも

私が手を伸ばすと
炎は消えた

それは
いつもの当たり前のものに戻った

(コノテガシワ)


ある人はそれが恋だと言い
ある人はそんなものは恋ではないと言う

私は
どちらでも構わない

炎が立ち
今はない

私には
それしか意味がないのだから

(2017-06-04)

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