てぃくる 230 麦秋
若葉青葉が伸びゆく初夏に、稔りの時が来る。それは永劫の終わりではなく、次の稔りに向けた始まりの時。しかし、眩しい緑と褪せた亜麻色の対比は、否応なしに生命の無常を突きつける。
栄えていくもの。衰えていくもの。
濃くなるもの。淡くなるもの。
取り込んでいくもの。吐き出していくもの。
麦秋。
一つ終わり、一つ始まる節目の時。
てか、あんた麦じゃないし!
☆ ☆
手強い外来雑草のメリケンガルカヤ。どのくらい手強いかと言うと……。
雨樋にも生えてしまいます。ええ。
(2016-06-21)
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