てぃくる　３６４　ひつじ

生きとし行けるもの
生きている限り再生する

刈り取られた稲も
株が生きていればこのように芽吹く

冬に向かって
全てが縮こまっていく中
全てが静かに眠りに落ち込んでいく中

ひつじは背を伸ばす
青く
背を伸ばす

☆　☆

　稲孫と書いて、『ひつじ』と読むそうです。
　日本語は……本当に美しいですね。

ひつじ田や隠れた鳥の目は空へ

（2017-11-25）