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てぃくる 675 ひそやかに

青空に 燦然と咲き誇るライラック
匂い立つ 紫の花房の足元で
密やかに咲くは ヒメライラック


大きさも 色も 香りも
本家ライラックには 遠く及ばない

しかし彼女は ひそやかに咲く 
今年も 春が来ましたよと
わたしも 間に合いましたよ と

☆ ☆


 ライラックは低木とは言えそこそこ大きくなるので、ベランダで育てるのは困難です。その点、ヒメライラック(チャボハシドイ)は十センチそこそこでも花が咲くのでベランダ園芸向き。暑さ寒さに強く、丈夫なのもありがたいですね。

 確かに本家ライラックに比べれば全てが控えめですが、それが個性。それがいいんです。

(2020-04-30)

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