てぃくる 14 赤勝て、白勝て
「赤組、白組で、玉入れですか?」
「そうなんですけど、ちょっと不公平感が……」
「え? どうしてですか?」
「白組の玉。掴めません」
まあ、そうでしょうねえ。こんなにぼけた玉じゃねー。
でも、心配御無用。赤組の玉も、今はもう鳥に食われて残っていませんから。それで競技になるのかという突っ込みは、なしでお願いいたします。
寒々しい冬景色を鮮やかに赤く彩っていたモチノキ類やカナメモチの実も、そろそろ少なくなってきました。彼らの赤が目につかなくなれば、春はもうすぐそこです。
(2013-03-11)
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