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てぃくる

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長編小説『ぐりーんふぃんがーずくらぶ日誌』の幕間繋ぎ用に書き連ねてきた小ネタ集を、独立させました。画像と短い文章の組み合わせ。内容は雑多です。
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#変化

てぃくる 966 変わるもの、変わらぬもの

色を変えて 新たな季節を告げ 変わらぬ色で 頑なに今を守る  スラッシュマツの樹皮に取り…

水円 岳
8か月前
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てぃくる 950 途中経過

 乳児から幼児へ。  幼児から少年少女へ。  少年少女から青年へ。  青年から壮年へ。  壮…

水円 岳
9か月前
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てぃくる 837 なだらかに

 なだらかに秋で満たされていく。  その秋の中身が何かを確かめないうちに。  少しずつ秋で…

水円 岳
1年前
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てぃくる 800 佇む

 幾重にも重なった葉の層に埋もれるようにして、山法師の花が咲いている。  いっぱい咲いて…

水円 岳
2年前
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てぃくる 745 隠れてないで出てこい!

隠れてる? 隠れてるつもりなんか最初っからないんすけど 寒いから赤くなっただけっす  常緑…

水円 岳
2年前
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てぃくる 609 元には戻らない

 干し椎茸を水で戻す。  確かにサイズや外形は、かなり戻る。  でも、それは大きさや形だ…

水円 岳
2年前
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てぃくる 603 変化

 ブロック塀に、ナツヅタが張り付いています。それほど珍しい光景ではありませんよね。民家の外構に、ブロック塀やツタを使うことはよくありますから。でも、これは昨年の画像。今はもう見られないんです。  不思議だなあと思うんですが、上記のような話をすると、ほとんどの方がツタが撤去されたことを思い浮かべるんですよ。 「ツタって、ものすごくよく茂るもんね。家が傷んじゃう。このお宅でも管理しきれなくなったんじゃない?」  わたしは、そうですねと適当に相槌を打っていました。だって、実際は

てぃくる 452 わたしはわたし

 わたしは、本当にこれでいいのだろうかと思うことがある。  未熟で、青臭くて、どこにでも…

水円 岳
2年前
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てぃくる 272 あかまんま

「あたちがつくったのー。たべてー」 「いいよー」 「あたいが作ってみたんだけどさー。食べ…

水円 岳
2年前
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てぃくる 104 あれ?

 自分の身の回りにあるものは変わらない。わたしたちは、無意識にそう思いながら毎日を過ごし…

水円 岳
2年前
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てぃくる 40 七変化

 色。  変わることも、変えることもある。  違う色の下。  それがよく見えることも、悪く…

水円 岳
2年前

てぃくる 29 色を足す、色を引く

色を足すことは 容易いけれど 元の色を変えずに 色を足すことは出来ない 足された色で 色は変…

水円 岳
2年前