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「白いのは雪か?」 「そんなに冷たくない」 「白いのは鳥のフンか?」 「そんなに汚れていな…
「散弾銃の弾には、有害な鉛が使えなくなったんだよな」 「いや、そういうわけじゃないよ。使…
「もさもさだな。髪切らんでいいのか?」 「切らん。そのうち全部抜けるし」 夏の猛暑のせ…
「いい色になってきたな」 「ああ」 「熟したら出荷なんだろ?」 「まあな」 「熟しているや…
色を変えて 新たな季節を告げ 変わらぬ色で 頑なに今を守る スラッシュマツの樹皮に取り…
「おい、俺の尻に何か刺さってる気がするんだが」 「痛いのか」 「いや……痛くはないが」 「…
見せてはいけない こころがある 見せたくないのに 見せてしまう 見たくはないのに 見えてしまう それでも見えない こころがある オガタマノキの果実。果皮が割れて朱色の仮種皮に包まれた種子が見えています。果実の中においしい種子があるのは、果皮が割れるまでわかりません。 何かが割れ砕けるまでこころがわからないってのは寂しいことだと思うんですが、自分のこころすら殻を割らないとわからない偉いさんが増えているのは、本当に嘆かわしいことです。 剥き出しの心を冷やし冬始む
「バトン回しはうまくなったんだけどさ。ちっとも美しく見えないのはなぜ?」 「音楽もないし…
「レディーファーストじゃないの?」 「いや、男の子優先なんだ」 「なんか……納得できない…
腹蔵なく話せと言われたからそうしたんだが。 腹蔵どころか、はらわた全部持っていかれた。 …
「ずっとそのままなんてのはおかしいんだよ。必ず変わり果てる」 「そうだな」 「俺はまだ色…
少しは整理整頓しなさいと言われるが、世の中はごちゃごちゃしているものなんだ。なんでも整…