2024/07/16 日記


・日記と言えるかわからないけど、今日はたくさん文章を書きたい気分なので2本目。

・ワイシャツの胸ポケットを信用しすぎる癖をいい加減どうにかしたい。有線イヤホン、折りたたみのくし、あほ毛直し、シャーペン……と何も考えずに入れていくから前屈みになった時に全部落ちていく。そのせいで何本かくしを失くしているし、何より人前でやらかした時が恥ずかしい。落とし物にライブ感はいらない。
スカートのポケットに入れれば良いのでは?とも思うが微妙に取り出しにくい。あとそこには去年の文化祭で使った羽根が2枚ほど入れっぱなしになっているので、物を取り出す度に付随して羽根が出てきてどこぞの大道芸人かやたらおめでたい人になってしまう。やはり胸ポケットが便利すぎる。

・久しぶりに部屋の掃除をした。テスト期間までのプリントの整理、溜めた洗濯物を運び出し、とやっていたらそれぞれ別のカバンから水筒が3本出てきた。どうしてそういうことをする?と思いつつシンクに出して漂白。夏場なのだから本当に気をつけないと死んでしまう。今年の夏は異常に暑いし。掃除を再開すると今度は爪切りが2本出てきた。だからどうしてそういうことをする??

・最近は、漫画『違国日記』(ヤマシタトモコ 祥伝社)をよく読んでいる。両親を交通事故で亡くした少女、朝が葬儀の場で親戚間を盥回しにされている様を見た叔母の槙生が彼女を引き取ったことから始まる共同生活を描いた作品で、後見人を引き受けながらも孤独を愛する(朝に言わせればへんな人な)槙生とまっすぐで素直な性格の朝が少しずつ歩み寄る過程の物語が丁寧に展開されていく。別枠でこの作品の話をする記事も書く予定なのここでは簡単に④まで読了した感想を。
槙生さんが、というか作品全体がすごく言葉を大切にしているところが良い。葬儀のシーンの時点で朝にきちんと「あなたを愛せるかどうかはわからない」と告げていることで槙生さんの誠実さ、朝を1人の人間として慮ろうとする姿勢が伝わってくるし、その後に続く「わたしは決してあなたを踏み躙らない」という言葉がどうしようもなく刺さって抜けなかった。愛せるかはわからない、しかし決して踏み躙らない。それをはっきり口にして、かつ実行できる人間がどれだけいるだろう。
朝のさっぱりした雰囲気も作品の重要なアクセントだと思う。槙生に子犬と称されるほど人当たりのよく朗らかな朝は様々な場面に明るさを添えるし、読者視点でも可愛らしい物語の癒しとして映ることが多い。しかし当然ながら両親を亡くした事実は彼女に少しずつ変化をもたらしていく。思春期真っ只中、というだけでは収まらない揺れ動く心情の描写にはときに共感も呼び起こされる。
あと、私は食事や食べ物にフォーカスされた作品が好きなのでそういう意味でも気に入った。

・エッセイ本を買い足した。『酔いどれ卵とワイン』(平松洋子 文春文庫)というものをタイトル買い。エッセイは何か本を読みたいけれど物語に没入するほどの体力がないときに良く読んでいる。一編が短く自分の生活の延長として読める。そしてどこから読んでも良い。自由度の高い読書が可能なのだ。
探してみたらエッセイのみでこれだけあった。3分の1星野源。

朝ごはん食べない派だし朝にぱっちりしてたこと無い


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